勝負に臨む時の心構え-ライバルを自分だと思うことの大切さとは

~ネガティブ思考の切り替え方~

 

秋も徐々に深まりつつあります。読書の秋、食欲の秋、芸術の秋など人によって「秋」は様々ですが、今日は勉学の秋についてお話ししたいと思います。

オリンピックで大活躍した北島康介選手は、脳神経外科医の林成之先生から講義を受け、試合のための「勝負脳」を作り上げていった、という話が雑誌などに広く取り上げられました。ここぞという時に自分の持っている最大限の能力、もしくはそれ以上の能力を発揮できる、大変魅力的な話ですよね。勝負に勝てないのは脳の使い方が悪いからであって、脳の仕組みを知って正しく使えば勝負に勝てるようになる、という脳の鍛え方が書いてあるそうです。ご興味がある方は林先生のご本を読んで頂きたいと思います。ここでは、「勝負脳」のお話ではなく、勝負に臨む時の心構えについてお話したいと思います。

秋から冬に向けて、学生達の受験もそうですが、社会人も資格試験などを受ける季節になりますよね。受験の時に一番やっかいなのが「プレッシャー」や「焦り」のようなネガティブな思考です。ネガティブな思考に浸ると、そこはかとない不安に襲われることが多くあります。そこで、ネガティブな思考が出てきそうになったら、その場でストップさせて下さい。そして、試験に受かった後のことなどを考え、思考を切り替えましょう。

例えば、社会人であれば、合格したら奨励金が出る、希望職種に異動できる、業務の枠が広がる、等級が上がる、など様々な「ごほうび」があるはずですね。これは、その試験の受験動機を高めていく上でも非常に大事なことです。「なぜ、私はこの試験を受けるのか?」という動機が高い人はモティベーションも自然と上がってきます。勉強を始める前に受験動機についてもよく考えてみるとよいでしょう。大切なことは、思考は訓練によってコントロールできるということです。

前述の林先生は著書の中で、ライバルは自分である、ということもおっしゃられていますが、この考え方は非常に重要だと思います。試験の時は、どうしても他人のことが気になりがちですが、他人と比較するとキリがありません。「他人」は無数ですし、他人と比べていると実態が見えないものを追いかけているようで、苦しくなるだけですよね。見えない他人と比べるのではなく、自分と比較しましょう。自分の1ヶ月前、2週間前と比較して、前進しているか否か等、基準を「自分」に置くようにしましょう。
また、試験当日はリラックスアイテムを持参しましょう。リラックスできる香りをハンカチに吸い込ませて、香りをかぐのも良いですし、瞑想や呼吸法などでリラクゼーションをするのもいいと思います。

キンモクセイの時期も終わり、もうすぐに冬の始まりを感じる季節となりますね。試験勉強も振り返ってみるとあっという間ですよね。勉強を「楽しむ」ことはなかなか難しいと思いますが、新しい知識を活用できるようになると楽しみが増えます。何事もポジティブに!

参考文献: 『<勝負脳>の鍛え方』 林成之 講談社現代新書

【執筆】
ピースマインド・イープ


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