人間関係で疲れないためのポイント-ウソも方便? 心が軽くなる技

こころのエネルギーを省エネしよう

 

本格的な夏の到来を前に、湿度の高いこの時期をいかがお過ごしでしょうか?
普段の忙しさを振り返り一息つく時間がないあなたに、今日は元世界銀行人事マネージャーでカウンセラーの中野裕弓さんが伝授する、心が軽くなる技を紹介していきます。分かりやすくて簡単に出来るので試してみてはいかがでしょうか。

まず紙と筆記用具を用意し小さい円を描きます。円の中には自分と書いてみてください。次にその円を中心にバームクーヘンのように3つの円を書きます。

・ 一番自分に近い円には本当の意味の友達「心友」、会っている頻度とは意外と関係ないものです。
・ その外側は、趣味の仲間や仲のよい仲間などのいわゆる「友達」ゾーン。思ったより複雑な気持ちを抱えていたりもします。
・ そしてその外側が友達ではないけれども、会えば会話するような「知り合い」ゾーン。
・ その外側は「まだ知らない人」。

それぞれのゾーンに自分の周りの人を振り分けてみます。そして冷静になってその図を眺めてみると、あの時腹を立てたりムカついたりした相手は、単なる「知り合い」ゾーンの人だったりするものです。「別に心友ゾーンの人じゃないから、分かってもらえなくてもいいや。」と思えたりすることもあるかもしれません。また「あんなに自分が傷ついたのは、実は大事な人だったからだ。」と納得がいくこともあると思います。

人間はよく思われたり、よく見られたりしたいものですが、自分から距離の離れたゾーンにいる人に無駄なエネルギーをかけたり取られたりしないことは、案外大事なことです。変に気を使ったり好かれようと無理な努力をしなくてすむようになると、少し心が軽くなります。

人間関係で疲れないために、もう1つ大事なヒントは英語でいうところの“ホワイト・ライ(白いうそ、思いやりの嘘、日本語で「嘘も方便」)”です。下手に人間関係を壊さないための知恵ともいえるでしょう。嘘がつけなかったばかりに、行きたくないところへ出かけていって不満顔でいるよりも、ホワイト・ライでさらりとお断りする。そうすることで、人に対しても自分に対してもよっぽど正直でいることができます。

人間関係の悩みがゼロということはないかもしれませんが、ちょっとラクになることは手軽にできることもあります。ここでがんばりを少しお休みして力を抜きながら、あなたの「がんばらない」を大事にしてみませんか?

参考文献:
中野裕弓著『ちょいスピ-幸運グセをつけるちょっとスピリチャルな方法』(2005年、大和出版)

【執筆】
ピースマインド・イープ 浅井咲子


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