冬場のブーツによるかゆみや臭い対策-5つの簡単セルフケア

ブーツの中は高温多湿。水虫菌や常在菌の繁殖に最適

かゆみは水虫から、においは汗から。密封ブーツの中で蒸され続けた足は、毎日洗ってしっかり乾燥を

白癬菌による水虫がかゆみの主な原因

 冬の外出には、おしゃれで温かいブーツが重宝しますね。でも、履いている最中に足がかゆくなったり、脱いだときにプ~ンとにおったことはありませんか? これ、ブーツを利用する人には誰にでもありがちなことなのですが、工夫しだいで抑えることはできます。自分を快適にし、人にも好印象を与えるブーツの履き方を知っておきましょう。

 かゆみの主な原因は水虫。カビの一種である白癬菌(はくせんきん)が引き起こします。夏につきものの水虫が冬にも起きるのは、ブーツが気密性が高く、履いていると冬でも内部は高温多湿になりやすいから。白癬菌は高温多湿の環境で繁殖するので、ブーツの中は格好のすみかになるのです。

毎日の足洗いで水虫の危険は大きく減らせる

 白癬菌のエサになるのは、爪や皮膚の表面の角質にあるケラチンというたんぱく質。角質はアカとなってはがれ落ちますが、水虫に感染している人のアカには白癬菌がついていますから、それを素足で踏んだりすれば感染するのは当然。日本人の3分の1は白癬菌を持っているといわれ、不特定多数の人が素足で歩く温泉やプールなどでは、ほぼ100%白癬菌がいると思ってよいでしょう。

 白癬菌は爪やアカの中では1年以上も生き続けるとか。そうなると、感染はほとんど避けようがなさそうですが、実は白癬菌の感染力はそれほど強くはないといわれます。仮に感染しても角質層の中まで入り込むには丸1日以上かかるといわれていますから、毎日外出から帰ったらなるべくすぐに足をしっかり洗っておけば、水虫になる危険を大きく減らすことができるでしょう。

においの最大の原因はたっぷりとかく汗

 もう1つの悩み、におい。それをもたらす最大の原因は、両足で1日に200mlもかくといわれる汗です。ほぼコップ1杯分もの汗が発散されれば、ブーツの中はさしずめ蒸し風呂状態でしょう。そんな中で皮膚にすみつく雑菌が汗やアカの成分を分解し、いやなにおいを発生させます。

 ブーツの中で蒸され続けた足のかゆみや不快なにおい。最近は内側が起毛されてより温かなブーツや保温性の高い靴下・タイツが人気ですから、冬のブーツにまつわる悩みは尽きることがないでしょう。そこで、かゆみやにおいを少しでも抑えるために、以下のようなセルフケアに努めてください。

●靴下…綿、ウールなど吸湿性が高いものを。5本指ソックスは指の間が蒸れにくくおすすめ。
●乾燥…オフィスでは通気性のよい靴やサンダルなどに履き替える。帰宅したらできるだけ素足で過ごす。
●清潔…入浴しないときでも毎日足を洗う。足裏や指の間まで石けんでていねいに。洗った後は、乾いたタオルで指の間までしっかりと水分をふき取る。
●靴…1日履いたブーツは陰干しして乾燥させておき、翌日は別の靴で。
●バスマット、スリッパ…バスマットはこまめに洗濯し、家族と暮らしている場合はスリッパを共用しない。

 以上のようなセルフケアをしてみても足がかゆい・皮がむけてきた、というようなときは水虫になっているかもしれません。まずは市販の水虫薬を試してみるのもよいですが、改善しないときは早めに皮膚科を受診しましょう。
 薬は入浴後などに足裏全体や指の間にまんべんなく塗ります。症状がおさまっても菌が残っているかもしれないので、半年間は塗り続けることが水虫対策のポイントです。

(編集・制作 (株)法研)

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