あなたの爪は健康ですか? われやすい・もろい爪はSOSのサイン

爪の表面と色から、体の状態がみえる

爪に現れる「横すじ」「縦すじ」「二枚爪」やわれやすいなどの状況を把握して、体の状態をチェックする。

健康な爪は薄いピンク色

 昔から「爪は健康のバロメーター」といわれてきました。それは、なぜなのでしょう。
 爪は皮膚の角質層が変化したもので、ケラチンというタンパク質でできています。爪の色は血液の状態を反映し、健康な爪は薄いピンク色で、表面も触るとなめらかです。

 白っぽい爪の場合は血色素が少なく、貧血の疑いがあります。逆に黒っぽかったり暗い赤色は血流が悪い証拠です。赤い場合は、血色素が多い多血症が考えられ、脳血栓や心筋梗塞の危険性があります。また、ベースコートなしでマニキュアを塗ったり、除光液を使いすぎると、爪が黄ばみやすくなります。

気になる横すじ、縦すじ

 爪は、1カ月に3~4ミリとゆっくりのびていき、約5カ月で生え変わるものなので、爪に異常があればその部分が作られた時期の健康状態がわかります。

 爪に横すじが入っている場合、そのすじが入ったときの健康状態が悪かったことになります。例えば、根本からおよそ5ミリのところに横すじが入っていれば、1カ月半前に体の調子が悪かったということになります。体調不良やストレス、病気や不規則な生活などがなかったか振り返ってみましょう。

 では、爪の縦すじはどうなのでしょうか。縦すじは加齢によってできるもので、それほど気にする必要はありません。ただ、無理なダイエットによる栄養不足や病気などでも現れることがあります。

われやすい、二枚爪、スプーン状の爪はSOSのサイン

 貧血ぎみの人は、血液によって爪に届けられる栄養が不十分なため、弱く、われやすくなってしまいます。冷え性の人も、指先の血行が悪く、爪がわれやすくなってしまいます。
 血行不良が続くと、爪がもろくなり、水分と油分の不足も加わり、先端の方から2枚にはがれていきます。貧血の人によく見られる症状です。水仕事が多い人は、洗剤で爪の脂分がとられすぎて、乾燥している場合もあります。また、マニキュアの除光液も爪を乾燥させてしまうので、ハンドクリームやオイルで保湿しておきましょう。 

 「われやすい・もろい」という状態が進むと、爪はスプーンのように反り返ってしまいます。これは爪への血液が不足しているために起こるSOSのサイン。貧血の場合はかなり重く、子宮筋腫、子宮内膜症、消化器での出血などの可能性も考えられます。

(「よくわかる女性のからだ事典」天野恵子監修、法研より)

天野恵子


千葉県衛生研究所所長 千葉県立東金病院副院長 
1942年生まれ。東京大学医学部卒業(医学博士・循環器内科専攻)。東京大学講師、 東京水産大学教授を経て、現在千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金病院副院 長。全国に展開されている女性外来の立役者。

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