薬剤師になるために10代でできる5つのこと

薬学部に入学するための学力を身につける

 一つ目は薬学部に入学するための学力を身につけることです。
 
 2015年現在、薬剤師になるためには、薬学師の6年制の養成課程を修了する必要があります。そのためには6年制の薬学部を設置している大学もしくは薬科大学へ入学しなくてはなりません。同じ医療に従事する仕事でも、看護師のように短期大学や専門学校は設けられていません。また薬学部を持つ大学や薬科大学は、全国的に見ても決して多くはありませんので、薬学部もしくは薬科大学は狭き門といえるでしょう。いくら薬剤師への熱意があっても、大学に入学できなければスタートラインに立つこともできません。薬剤師の道に近道はありません。10代の頃はまずはこつこつと勉学に勤しみ、薬学部もしくは薬科大学への入学を目指しましょう。

薬や医療に関するニュースに関心を持つ

 二つ目は、普段から薬や医療に関するニュースや情報をチェックすることです。
 
 テレビのニュースはもちろん、新聞や専門雑誌から、医療や薬に関する新しい情報がたくさん配信されています。そうした情報を知ることで、今どのような薬に注目が集まっているのか、どんな画期的な薬が求められているのかが分かります。また、医療と薬は切っても切り離せない関係にあります。医療の現状を知ることが、薬の現状を知ることになりますので、医療に関する情報にも目を通しておきましょう。医療や薬の情報は、日々新しい情報が配信されています。今日の常識が明日の非常識になることも少なくありません。情報量に満足せず、常に新しい情報を取り入れ、できるだけ自分で理解するように心がけましょう。

コミュニケーション能力を身につける

 三つ目は、コミュニケーション能力を身につけるということです。
 
 薬剤師は一人で黙々と研究や調剤をしているわけではありません。近年は臨床薬剤師として、チーム医療の現場で「薬のプロフェッショナル」として働く薬剤師もたくさんいます。どんなチームでも、コミュニケーションを取ることはとても大切なことです。
 
 また、皆さんもお世話になったことがある調剤薬局では、地域密着と言って、地域に根づいた役割が求められています。具体的には、患者さんにただ調合した薬を渡すのではなく、患者さんの健康状態を知り、一人ひとりに合った薬の情報を提供するなど、これまでよりも患者さんに寄り添った仕事が求められています。しかし、患者さんとコミュニケーションがとれなければ、患者さんの健康状態を把握することはできませんよね。多くの人に求められる薬剤師になるためには、知識だけでなくコミュニケーションもとても大切な能力の一つになるのです。

薬剤師を目指すことを親に打ち明けておく

 四つ目は、親に薬剤師を目指すことを早めに伝えておくことです。
 
 これには2つの意味があります。一つは資金面に関することです。前述のとおり、薬剤師になるためには6年制の教育課程を修了する必要があります。日本の大学は、基本タダではありません。国公立か私立かによって額は変わりますが、膨大な授業料が必要になります。いくらかわいい子どものためでも、そんな大金をすぐに準備することは、一般家庭ではなかなか難しいものです。しかし早く相談することで、親も早くから資金を準備することができます。
 
 もう一つの意味は、覚悟を決めるためです。自分の頭の中だけで、なんとなく薬剤師になろうと思っていても、そのことを知っているのは自分だけですから、つい決意が揺らいでしまうこともあります。「言霊」という言葉もある通り、声に出して他の人に自分の決意を伝えることで、改めて「薬剤師になる」という覚悟を決めることができます。本当に薬剤師を目指すなら、まずは言葉に出して誰かに伝えてみましょう。それだけで、自分の覚悟は大きく変わるはずです。

薬剤師として何がしたいかを明確にしておく

 最後は、薬剤師として何をしたいのかをできるだけ明確にしておくことです。
 薬剤師になることは、決して簡単ではありません。そのため、中には「薬剤師になること」がゴールになってしまう方もいらっしゃいます。これでは、薬剤師になった後、結局何がしたいのかわからなくなってしまいます。薬剤師になってどんな仕事がしたいのか、何を目指したいのかを明確にしておけば、薬剤師の国家資格を取得した後も、迷わず自分の進路を決めることができます。
 10代でできることはたくさんあります。できればやるべきことをリストにまとめて、手元においておくのがおすすめです。しかし、すべてを一気にこなそうとすると、逆に焦ってしまい、何もできなくなってしまうこともあります。まずはできることから少しずつ始めてみましょう。きっと薬剤師への道が開けるはずです。
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