転職前に知っておきたい平均勤続年数と離職率<br />

離職率の高い職場には何かあるかも

 離職率は、一定期間内にどれくらいの人がその職を離れたかについて数値化したものです。そのため、職場ごとの離職率は特にデータ化されていないこともあり、現場ではなく会社全体での数値から推し量ることになるかもしれません。薬局などでは店舗ごとに環境や条件が変わるため、参考程度の情報として考えればよいでしょう。
 
 離職率は1年以内や3年以内で示されることが多く、特に気にしたいデータとしては1年以内の離職率です。病気などの事情があって1年以内に辞職せざるを得ないケースは考えられますが、あまりにも数値が大きい場合には注意が必要となります。できれば求人に応募する前に同業他社と比較するなどして、おかしな点がないかどうか確認すると安心です。
 
 もちろん、なぜ離職率が高くなってしまうのかにはいろいろな理由が考えられ、即座に「よくない勤務先だ」と決め付けることはできませんが、入った人がすぐにやめる職場には何かがあるかもしれません。多忙さか、人的な問題なのかなどの詳細はさておき、用心しておくに越したことはありません。

平均勤続年数が長い職場とは

 入社・入局した人の平均勤続年数が長いことは、安定して長く働ける職場であることを意味しています。労働環境や条件についても、特別な問題がないことを示していると言えるでしょう。
 
 平均勤続年数が長いということはすなわち、職員の入れ替わりが少ないとも考えられるため、人間関係や雰囲気が安定的な職場だとも言えます。ただし、新たに雇用する人材に対しても長く勤務してくれることが期待されていますので、しっかり腰を据えて働ける職場を求める人に向いている環境です。数年おきに転職するスタイルを続けたいタイプであれば、あまり辞めづらい雰囲気のない、平均勤続年数がほどほどの職場が適しているかもしれません。
 
 同業他社と比較して、平均勤続年数が長い会社があれば、何らかの好条件があるものと推察できます。どんな部分が従業員をひきつけているのかを調べれば、実際に面接に進んだ時に、魅力的な点として具体的にアピールする材料となるでしょう。
 

自分に合った職場かどうか考える材料に

 転職で新しい職場に求めるものは何か。それは人それぞれに異なっているため、離職率が低く、平均勤続年数が長いほうが誰にとっても絶対的に良い、と言い切ることはできません。
 
 事情や考え方によっては、辞めやすい職場がいいという意見もあるでしょう。また、仕事は仕事と完全に割り切って考え、収入が良ければ多忙も人間関係も気にしないという場合は、覚悟の上で選択するということもあり得ます。ただ、一般的には離職率が低く、長く働いている人の多い職場は「働きやすい」「良い」職場だと言えますので、少し気にかけてデータをチェックしてみるのがおすすめなのです。
 
 離職率や平均勤続年数を知る方法としては、四季報をチェックするのが一般的です。全ての企業が網羅されているわけではありませんが、ある程度の規模のある会社については調査可能でしょう。また、転職コンサルタント会社などを利用する場合には、サービスの一環として情報が得られることもあります。
 
 離職率が高いまたは低い理由は何か、勤続年数の長短はどこに左右されているのかを知ることで、自分に合った職場であるかどうかを深く考えることができます。転職を成功させるためにも、給与や勤務条件と合わせて比較検討してみてくださいね。
 
・転職実績、満足度No.1のサイトと提携
・あなた専任のエージェントが、希望の条件、薬局を探します
・高給与、土日休み、復職も大歓迎!