医師の転職を左右する職務経歴書の書き方

履歴書と職務経歴書

 医師の転職活動に欠かせないのが履歴書と職務経歴書です。採用する側が人気の高い職場である場合、採用担当者への面接以前に書類の良し悪しで判断されてしまいます。また、せっかく培ったスキルや経験も、職務経歴書にきちんと表現できなければ、面接の際の交渉時に有利に働きません。転職を成功させるためにも決して手を抜いてはいけません。
 
 特に相手側から指定が無い限り、履歴書は直筆で記入しましょう。ボールペンや鉛筆は不可です。万年筆、もしくは水性ジェルインクのペンを使用します。誤字脱字をしてしまった場合は修正液や二重線での訂正ではなく、最初から書き直します。職務上の経歴は職務経歴書でまとめて記入します。履歴書に貼る写真は、スーツなどのフォーマルな服装のもので撮影したものです。スナップ写真ではなく、出来る限り写真屋さんで撮影してもらった証明写真を使用します。
 
 職務経歴書は、多岐・長文になることが多いので、特に先方からの指定が無い限り、のパソコンのワープロソフトで作成したものでOKです。

落ちる職務経歴書の傾向

 応募者が多数の人気の職場では、面接前の書類選考でふるいにかけられます。多忙な面接担当官の場合、書類に不備がある場合、門前払いをすることが充分に考えられます。これは医師に限らず一般的な企業での転職活動にも当てはまることです。
 
 主な不備の内容は、
 (1)誤字・脱字がある。
 (2)勤務履歴の勤務先名を略称で書いてしまう。
 (3)西暦と和暦が混在している。
 (4)職務に関係のないことを記載している。
 (5)必要事項が記載されていない。
 (6)ダラダラと長文が並んでいる。
 などが挙げられます。
 
 また、文章がおかしいもの、他のファイルやインターネットの情報をコピー&ペーストしただけのもの、フォントがバラバラなどのものも跳ねられる要因となります。

職務経歴書のイージーミスを防ぐ

 職務経歴をアピールする文書ですが、イージーミスが多い文書は読みにくいばかりでなく、応募者の基本的なパーソナリティに疑問符がつけられてしまいます。パソコンのワープロソフトを使うが故に、打ち間違えや誤変換の可能性はどうしても出てきますが、これを防ぐためには、書類作成後にプリントアウトし、声に出して読みながらチェックしましょう。
 
 また、職務履歴の勤務先名ですが、「財団法人」「株式会社」などの法人格を「(財)」や「(株)」等と略称で記入しないようにします。特に株式会社の場合は、企業名の前につくのか後につくのか、しっかり確認しましょう。
 
 見落としがちなのが、西暦と和暦の混在です。混在していると非常に見苦しい書類となりますので、どちらかに統一しましょう。

職務経歴は簡潔・明瞭に

 職務経歴書は多くても3ページ以内にまとめるようにしましょう。長すぎる文書は面接担当者をうんざりさせます。
 
 自身のスキルをアピールする職務経歴の欄は特に力が入りやすいところですが、面接担当の人が知りたいこと、必要なことをわかりやすくまとめることが大切です。応募先に関連することを中心に、箇条書きをするとまとめやすくなります。
 
 勤務してきた職場、担当してきた業務、携わった症例やプロジェクト等を具体的な数字を用いて記載します。希望職種に関係のない学生時代のアルバイト経験を記載する必要はありません。また、履歴書に書ききれなかった免許・資格や、学会に発表した研究論文等も記載します。論文数が多くて収まらない場合には、別紙に記載するようにします。
 
 自己PRは転職にあたって、自身のこれまでの医師としての経歴を見つめなおすいい機会となります。自分の将来像や、転職後に達成したいことなどを記載します。情緒的な長文は避け、読みやすさを重視した文章を心がけましょう。
 出来上がった職務経歴書は、転職先での処遇を左右する大事な書類となります。自身でチェックするだけでなく、医師専門の転職コンサルタントやアドバイザーなどを利用して、第三者的な視点でチェックやアドバイスをしてもらうのもミスを防ぐ方法です。過不足無く、相手に伝わる職務経歴書を作成することが大切です。
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