転職回数に要注意・看護師の転職って何回までOKなのか

一般的には3回~4回が限度

 一般的に転職回数で不利にならないのは、3回までと言われています。40代であれば、4回目があっても多少は許容されますが、それより若い年齢の場合は、面接にたどり着ける確立すら下がってしまうほど。しかし、看護師にはあまり当てはまりません。なぜなら、2025年問題に向けて国や自治体が潜在看護師を発掘したいと考えるほど、看護師は売り手市場だからです。
 
 また転職回数よりも、転職理由や応募した理由を重視する人事担当もいます。本当は後ろ向きな理由での転職だったとしても、あえて前向きな理由を答えられるように準備しておきましょう。後ろ向きな理由をそのまま伝えてしまうことは、転職回数が少なくても不利になりやすいかもしれません。キャリアアップなど、一貫した目的を持っての転職であれば、転職回数が多くても好意的に見てもらえることがあります。
 
 なお人気のある病院では、競争率の高さから転職回数の多さが不利になるケースもあります。基本的に売り手市場ではありますが、応募する病院によってはこの限りではないことを覚えておきましょう。

勤務期間や経験もポイント

 転職回数が多い場合でも、どの程度の期間働いていたのかという点が、選考では考慮されます。目安としては、1つの勤務先につき3年以上が好ましいです。しかし、特に重視されるのは直近の勤務期間。他の勤務先での勤務期間が短くても、直近の勤務先で長く働いていれば、それだけで印象は良くなる傾向にあります。
 
 また転職回数が多くても、どうしても採用したいと思わせるだけの経験があると、選考で有利に働くことがあります。そのためにも、応募しようと考えている病院が求める人材像と自分自身がどのくらいマッチしているのか、自分のウリはどんなところであるか、などを整理しておくと良いでしょう。面接の際にアピールしやすくなります。

転職回数、0回~2回が約8割

 厚生労働省が2010年8月~2011年1月にかけて、20代~50代の看護師39134人にアンケートをとった結果、次のことが分かりました。
 
 1位 0回(39.4%)
 2位 1回(26.5%)
 3位 2回(16.0%)
 4位 3回(9.0%)
 5位 4回(3.9%)
 6位 5回以上(3.5%)
 7位 無回答(1.7%)
 
 0~2回だけの人が全体の80%以上を占めています。看護師の転職は売り手市場とはいえ、あまりに転職回数が多いと悪い意味で目立ってしまいかねません。すでに転職を何回も繰り返しているという看護師は、転職理由や志望動機など、しっかりとした準備が必要となりそうです。
 
 結論としては、転職回数が多くても転職ができなくなることはなさそうです。ただし、アンケートからもわかるように転職回数の少ない看護師が大半を占めています。長く勤められる転職先を見つけたほうが自分への負担も少ないですし、転職先は慎重に決めましょう。
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