多すぎる認定薬剤師資格、正式名称を知らないと誤解されます

認定薬剤師資格は認定団体の数だけ存在する

 薬剤師の能力を担保する資格として有名な認定薬剤師資格ですが、実は認定薬剤師資格というのは多数存在しています。認定薬剤師資格の「認定」とは、その薬剤師が特定の能力が有ることを第三者が認定する事によって成立する資格です。
 
 その第三者が特定の一つの団体とは限らず、多くの医療団体が目的に応じて複数の認定薬剤師資格を策定しています。日本薬剤師研修センターが認定している「研修認定薬剤師」や「認定実務実習指導薬剤師」を始め、日本病院薬剤師会が認定している「がん薬物療法認定薬剤師」・「HIV感染症薬物療法認定薬剤師」など、薬物療法が主体となる医療行為などで認定薬剤師資格が必要とされているのです。
 
 しかし、これらの認定薬剤師資格以外にも数多くの薬剤師資格が存在しており、認定薬剤師資格をより複雑なものにしているのです。例えば、日本腎臓病薬物療法学会が認定する「腎臓病薬物療法認定薬剤師」、日本薬剤師研修センターと日本生薬学会が合同認定している「漢方薬・生薬認定薬剤師」、日本臨床救急医学会が認定する「救急認定薬剤師」など、様々な団体が様々な認定薬剤師資格を作っています。

認定薬剤師資格毎に異なる取得方法

 認定薬剤師資格を得るためのプロセスは認定薬剤師資格によって異なるため、資格毎に認定方法を調べる必要があります。
 
 現職での昇給やより良い職場に転職するために認定薬剤師の資格が必要になった場合、それが「何に関するものなのか」と、「どこが認定しているものなのか」をまずは確認しましょう。そして、その団体が作成しているガイドラインに従い、認定薬剤師としての研修や試験を受けることになります。
 
 また、更新の期間や方法もそれぞれ別に規定されており、基本的には3年から5年で更新が行われるようになっているのです。研修や試験、更新時の審査内容などは認定資格によって厳しさが大きく異なります。
 
 これはつまり、認定資格によって取得者の技術レベルも大きく異なるということを意味するのです。

認定薬剤師資格の信用度

 転職時に認定薬剤師の資格で能力をアピールするにも、企業側が認定薬剤師の制度をよく理解している場合、企業側がよく知らない認定薬剤師の資格についてはあまり考慮されない可能性があります。
 
 そのため、認定薬剤師資格を取っただけで満足せず、認定書の発行団体や資格の厳しさについてもよく理解しておく必要があるのです。また、資格の詳細については企業側で調査する事も有り得ますので、資格の名称が間違っているなんてもっての外です。認定書に記載されている正式名称を正しく記載するようにしましょう。
 
 正しく更新されていなかった場合、資格が失効していることもあります。無効となっている資格を記載した場合には経歴詐称となりますので、資格が有効かどうか確認することも忘れないで下さい。
 認定薬剤師資格の種類は年々増え続ける傾向にあるため、関係者の全てが資格の内容を把握してくれているとは限りません。比較的新しい資格であればなおさらです。そのため、認定薬剤師資格の正式名称や詳細をすぐに人に説明できる程度は頭に入れておきましょう。
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