5分で使える医師の転職ノウハウを知ろう

転職時期は適切か見定めよう

 いくら売り手市場といえども求人数や求人の内容が常に高条件で展開されているとは限りません。いい求人の出やすい時期は、裏を返せば人員不足になりやすい時期とも言えます。各医療機関は特定の時期に高条件を提示し、人員の確保を潤滑に行うため、「人員は探しているけどそれほど緊急性はない」時期にはあまり条件の譲歩をしてくれないケースがあります。そして「重要なポジションについていた人員に欠員が出るため、どうしても外部から補充したい」時に人件費を温存しておくのです。
 
 では、高条件で求人が出やすい時期はあるのでしょうか。もちろん突然の欠員により思わぬ求人が発生することもありますが、求人サイトなどを見ていると一定の波があることに気付きます。
 
 求人の多い時期は大きく分けて4つ。「1月」「3月末-4月」「7月」「10月」です。他の業種でもほぼ同じ時期に求人の波が訪れるケースが多いのですが、転職者の傾向として「ボーナス時期が終わってから退職したい」「迷惑をかけないよう、年度末や期末などに転職をしたい」と考える人が多く、医療機関にとって優秀な人材が流出しがちな季節ともいえます。当然、流出した人員には欠員補充が必要なので、医療機関としては多少条件を譲歩してでも人材を確保するといった姿勢が強くなります。
 
 もし緊急性を伴わない転職であれば、どの時期も約3カ月近い間隔がありますので、じっくり求人を吟味しつつ早めの準備を意識する事をお勧めします。

医局を辞めることが転機と捉えるなら

 医局は勤務医であれば、どうしてもついて周りやすいものです。医局に縛られて自分の研究や技術向上ができない、自分の専門分野を転向したい、体力面や精神面でも無理がある、と判断した時が転職のタイミングと捉える人も多いでしょう。
 
 この場合、「医局を辞めること」と「いい求人に出会えるタイミング」のずれがないように意識することが大切です。いい求人がないまま「今の医局を出たい!」という意志だけで行動してしまうと、退職はしたがしばらく再就職できず、思わぬミスマッチ求人に飛び込んでしまいかねません。まずは、「医局を抜けるまでにどのくらいの時間を要するか」ということを具体的に推測します。そして「自分のスキルアップやキャリア転換に必要な求人がいつ頃、どの程度発生するのか」ということを過去の求人や地域の環境と比較して具体的な転職の期限を設定します。
 
 転職を考えて一番辛いのは、無職の時期が続いてしまったり、焦って就職したばかりにミスマッチを起こしてしまうことです。そうならないためにも、現状の組織から円満に退職し、次の職場を見つけるためには時間が必要な事を知っておくとよいでしょう。
 求人の多い時期は医療機関以外とそれほど変わりませんが、やはり医局や学閥などといった「医療機関独特の制度」はどうしても見過ごすことのできないポイントです。
 
 求人の多い時期に、しっかり転職活動とできるよう、転職を意識した瞬間から意識することが重要なカギといえます。
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