ますます必要とされる介護施設での看護師

看護師確保に苦戦する介護施設

 看護師の確保に苦労している介護施設からは、看護師がなかなか定着してくれないという声があります。現在、高齢社会になり、高齢者を取り巻く環境を整えることが何よりも優先されるようになりました。その一つが介護問題で、介護を要する高齢者を受け入れる施設が必要になります。その際、一番問題となるのが高齢者の健康面の管理で、医療従事者を配置することで健康面の問題を解決しようと考えます。その結果、介護老人保健施設への看護師の配置が義務付けられるようになりました。
 
 介護老人保健施設を利用する高齢者は、肉体面で何かしらの問題を抱えている方が多く、中には糖尿病、心臓疾患、高血圧などの生活習慣病や認知症など様々な病気を持ちます。自身で生活を送ることが困難な高齢者も少なくありません。生活のサポートに関しては介護士が介助すれば問題ありませんが、健康面、医療の問題などに関しては、看護師を必要とします。
 
 介護老人保健施設には看護師の配置が義務付けられ、配置基準とては、入居者3名に対して看護師と介護士を合わせて1名以上配置しなければなりません。そして、看護・介護職員の中で、看護師は2/7で、介護士は5/7ほどの人数を標準的に定めています。看護師の配置基準を下回ってしまうと、処分が下されることになりますから、介護老人保健施設は看護師の確保に苦戦を要することになります。
 
 介護施設としては、看護師が定着しないと諦めることなく、施設の体制づくり、双方の考え方の改善、介護と看護の違いなどを理解してもらうことへの努力も必要です。

介護施設で働く看護師からの不満の声

 「受け入れ体制の不備や医療機関等との業務整理がきちんとされていないなど、施設内でのシステムが整っていないために責任が持てない」、「介護と看護の役割の違いを含め介護職に対する悩み」、「施設の理念やビジョンへ共感できない」、などの不満が一番多いのが現状です。このような不満の声がでる理由は、介護をしていく中で看護師にはどのような役割があるのか、どのような役割を果たせばよいのかが明確にされていないことが原因となっています。
 
 介護保険制度上、看護師の配置が義務づけられているので看護師を配置させているという考えや、介護希望の看護師が施設を選べばいいというような安易な考えなどが主流にもなっています。これでは、意欲持って就職したのに、悩まされた挙句に止めることを決断してしまいます。事業者側と看護師との考えをより近づけていかないと、仕事に対してのやる気や魅力も感じられません。この施設はこういう考え方なんだと決めつけてしまわずに、事業者側と何度でも話し合いをすることも仕事の一つです。そして、より良い関係を築いていくことこそが、本当に求められる看護師の仕事です。
 介護事業者は、看護職と介護職の役割の明確化、医療機関等との業務整理等など、システム化を図ることを怠らないことが必要です。
 一方看護師は、介護施設での仕事は夜勤や残業がないから病院勤務に比べて楽だという考えを持ってしまうと長く勤まらなくなります。介護を必要とする高齢者の健康管理を責任持って行うという気持ちが、介護施設での仕事を続けていかれるカギとなります。
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