看護師もコンプライアンスに従う必要がある

 一般的にコンプライアンスといえば、「法令遵守」と訳されます。企業が定められた法律をきちんと守って、社会倫理に反しない活動をするという意味で使われます。これは、医療に従事する看護師も当然従うべきものです。看護師の過失による医療事故が起きた場合は法的責任を負うことになりますし、患者の個人情報を診療の目的以外で流用することは個人情報保護法に問われることになります。また、病院内での、殺人、傷害、窃盗などの犯罪行為も当然ながら、刑法の対象となります。
 経営的な面でいえば、看護師の配置人数等にも最低限確保しなければいけない人数が定められており、正社員とパートの看護師との待遇に著しい差を設けることも禁止されています。

職場ぐるみのコンプライアンス違反の場合

 まれに、職場ぐるみでコンプライアンス違反をしているケースがあります。例えば、医療事故を秘匿したり、実際には行っていない看護を水増ししてカルテに記載し診療報酬を上乗せしたりすることです。病棟などで最低限配置していなければいけない看護師の人数が確保できていないのにも関わらず、書類上では適正人数がいるようにするなどのケースもあると言われています。
 このような事態が発覚した場合、法的責任を追求されるだけでなく、病院そのものの評判も低くなります。看護師が不正に携わった場合、最悪、看護師免許の剥奪もあるほか、不正に携わったという経歴により転職もしにくくなるなど、看護師として働き続けることが難しくなります。

コンプライアンスの違反を知った場合は

 看護師が院内でのコンプライアンスの違反を知った場合や、関わってしまった場合にはどうすれいいのでしょうか。
 大規模な病院では院内に弁護士など法律専門家によるコンプライアンスを管理する部局が設置されていることがあります。医療事故などの事件に対応するだけでなく、院内におけるコンプライアンスの遵守を管理していますので、まずは、専門部局に報告・相談するといいでしょう。小規模な医療施設など、内部にコンプライアンス管理の専門家がいない場合でも、外部の法律事務所等で法律関係の管理をしていることが多いため、相談しましょう。
 
 コンプライアンスは看護師も遵守すべきものです。看護師の就職や転職で職場を決める際に、勤め先がコンプライアンスの遵守に対しどのような対応や考えを持っているのかリサーチしておくと、トラブルを回避しやすくなります。
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