看護師も法に従う必要がある

 医療現場でコンプライアンスといえば、医師が患者に対して処方した薬を、患者が指示通りに服薬する「服薬遵守」の意味で使われます。しかし、一般的に使われる「法令遵守」という意味でのコンプライアンスにも、当然従う必要があります。
 
 特に看護師に関連する法令として、免許や資格取得の学校、その他看護師の処遇について定めた保健師助産師看護師法、保健師助産師看護師法の内容をより具体的に定めた保健師助産師看護師法施行令があります。病院、診療所、助産所の開設や管理・整備などの内容を 具体的に定めた医療法、さらに、投薬業務に関連して薬剤師法があります。
 
 また、医療従事者が取り扱う医薬品に関連して、麻薬及び向精神薬取締法、覚せい剤取締法、大麻取締法などの薬物に関する法律があります。看護師の立場を利用した犯罪で、殺人罪、殺人未遂罪、窃盗罪などの刑法、また患者の個人情報を取り扱うことから、個人情報保護法なども関連してきます。

看護師が関わりやすい不正とは

 窃盗や殺人などの犯罪行為は論外として、看護師がかかりやすい不正としては、病院や介護施設などで定められた人員配置がなされていないなどのケースや、カルテに記載する医療、看護業務を実際よりも水増しするなどのケース、医療ミスや医療事故などの隠蔽に関わるケース、医薬品、特に麻薬類の不法譲渡などのケースがあります。看護師個人による不正行為から、複数の同僚、もしくは職場全体で行われる不正など様々なケースがあります。
 
 これらの不正は、発覚した場合、看護師個人のみならず、職場全体の信用が失墜してしまいます。また、犯罪行為に看護師が関わることは、患者と医療の信頼関係を崩すことになるため、司法による量刑だけでなく、行政処分の対象となり、最悪、看護師資格の剥奪もあり得ます。

職場で不正に関わらないために

 職場ぐるみでの不正行為の場合、そのまま勤め続ければいずれ自分も不正に関わる可能性が高くなります。そのような職場に就職しないようにすることが大切ですが、万一不正が横行する職場に就職した場合は、転職を考えた方がいいでしょう。自力での転職活動では、転職先の内情はなかなかわかりませんが、転職支援サービスを利用することで、転職先の経営状態や、従業員達の勤務状況などの情報を手に入れることができます。
 
 看護師が職場で不正に関わってしまった場合、それが看護師の大きな悩みとなります。看護師としてのキャリアを傷つけないためにも、不正を許さない職場を選ぶことが大切です。
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