資格は同じでも男女格差がある薬剤師の賃金事情

女性が多い職場だが、収入は男性の方が多い

 薬剤師として活躍している人の男女比は、3対7程度と女性が圧倒的に多い業界です。女性が働きやすい職場といえます。難関な国家資格試験を取得していることから、男女問わず就職しやすい環境にあるといえます。
  
 年収について男女で比較すると、男性の平均が500〜560万円なのに対し、女性が470〜490万円と男性が上回っています。一般企業のサラリーマンの場合、男性が約470万円なのに対し、女性は約270万円ですから、格差の幅は狭いといえますが、それでも男性の方が高くなっています。薬剤師のアルバイトの場合でも、男性の平均時給が約2600円なのに対し、女性は約2300円と男性の方が高い水準にあります。

収入の男女差は雇用形態の差

 男女の収入の差は、待遇の男女格差、男女差別という問題というよりも、男性と女性の働く環境の差が大きな要因です。男性薬剤師の場合は、主たる仕事として正社員(フルタイム)で働くケースが多いのに対し、女性の場合は、家庭での生活との両立を求めてパートやアルバイトで働くケースが多く、労働時間も短くなります。
 
 正社員であっても、出産育児等により休業ないし時短で働くこともありますので、平均はどうしても女性の方が少なくなってしまいます。それでも、一般のサラリーマンと比較すれば男女の年収の差が少なく、また、給料の変動幅も小さいため安定した職業といえます。

薬剤師の転職率が高いことも要因に

 薬剤師がライフスタイルの変化や、より良い給料や職場環境を求めて転職することは少なくありません。約8割の薬剤師が転職をすると言われる業界の中、就職先である医療機関や薬局やドラッグストア、医薬品メーカーなどでは、薬剤師の確保に必死になっています。
 
 職場によって異なりますが、一般的に短期間ですぐ辞めてしまう人よりも、長期間働いてくれる人を優遇するというのが現状です。女性の場合は、結婚や出産・育児などにより休職もしくは退職や転職をするケースが多いため、転職する確率の低い男性の方が高待遇になりやすいという面があります。

正社員として再就職しやすい業界

 育児が一段落して、職場に正社員として復職する、もしくは転職したいという女性にとって、薬剤師の資格は大きな武器となります。正社員の薬剤師としてキャリアを積んでいくケースも多く、長期間フルタイムで働く場合には、年収における男女差は解消されていくことが多いです。
 
 また、薬剤師のアルバイトやパートは他の業種に比べて高給です。短時間でも働き続けることで、最新の薬剤知識を吸収することができます。ライフスタイルや希望に合わせて、最適な職場をマッチングしてくれる、薬剤師専門の転職コンサルタントやアドバイザー等もあるので、薬剤師として働く窓口は広いといえます。
 薬剤師は女性にとって高収入を得られる職業です。出産や育児など、ライフスタイルの変化に合わせて、柔軟に働き方を変えることが可能です。特に女性の薬剤師は短期的な男女の収入の差だけでなく、長期的な視点で最適な働き方を考えていくことが大切です。
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