薬剤師の求人票で比較すべき5つのチェックポイント

勤務時間・年間就業日数・休日数をチェック

 製薬会社など企業であれば、定時が8:30~17:30で昼休みが1時間、実働8時間といった勤務時間のところが多いでしょう。けれども、調剤薬局ですと、周辺の医院の午前診と午後診の間が3~4時間空くため、昼休みが2時間ほどになったりします。実働が同じ8時間であっても、拘束時間が1時間増えるわけです。また、「完全週休2日制」ならば毎週2日休日がありますが、「週休2日制」ですと1カ月の中で1週でも2日休日があればよいので、比較すると年間の就業日数がかなり違ってきます。長年働くうちには、結婚・出産・病気・介護など仕事以外のさまざまな場面で時間やエネルギーを使うこともあるでしょう。自分の体力も考慮しつつ、拘束時間・年間就業日数・休日数をチェックしましょう。

月収ではなく年収をチェック

 給与は、基本給がポイントです。ボーナスが、基本給をもとに何カ月分という計算になるからです。そのほかに、家族手当や住宅手当、資格手当など企業によって独自のプラスαがあります。ボーナスはその年の業績によって出るか出ないかが決まるといった記載も多いものですが、その場合はここ5年ほどの実績を聞いてみましょう。また、勤務時間とも関係しますが、ひと月の平均残業時間も重要なポイント。残業すればその分月収は増えます。こういった諸々の加算を総合して考えるため、給与は年収で比較するのがよいといえます。

社会保険・福利厚生は中身をチェック

 どの社会保険に入れてもらえるのかということも、転職の際の大きな関心事ですね。求人票の「社会保険完備」は、厚生年金保険・健康保険・労働者災害補償保険・雇用保険の4つに入れてもらえるということ。「社会保険あり」という記載ですと、労働者災害補償保険と雇用保険の2つだけというケースもあります。言葉だけでなく、中身もしっかりとチェックしましょう。そのほか、有給休暇は単に年間の規定日数で比べるのではなく、実際の消化率がどのぐらいかを確認するとよいでしょう。無料の健康診断や人間ドックへの補助金なども、出て行くお金を減らせるという点で、年収に加えて考えても良さそうです。同様に、提携保養施設や企業年金、財形貯蓄も、制度があるのならメリットといえます。

教育・研修システムをチェック

 教育・研修システムの有無や内容は、年間勤務日数や給与ほど重視されないことが多いもの。けれども、キャリアアップしたい人にとっては大切なポイントですし、2年に1度の薬剤師免許更新の際に必修となっている研修もあります。研修セミナー等は、製薬会社主催・薬剤師主催・医師会主催といろいろなものがあり、職種によっては学んだほうがよいような在宅医療等、周辺業務についての講演などもあります。また、前職と転職先の機械やソフトが違うなら、レセプトや薬歴管理のためのPC操作の研修なども、業務中に先輩から細切れに教えてもらうよりは体系的に集中して学べそうです。

勤務開始時期をチェック

 勤務開始の時期というのは、採用の可否において意外に重要なポイントです。応募者がすでに前職を退職している場合は、転職先の都合に合わせていつでも勤務を開始することができます。けれども、前職を続けながら転職活動をしている場合、今日や明日に簡単に辞めることはできませんので、転職先には待ってもらうことになります。ということは、求人票に「急募」という記載があり急いで薬剤師を雇いたいと思っている企業とは、マッチングが悪いわけです。求人票に「勤務開始日は応相談」と記載している企業なら、勤務の開始をしばらく待ってくれます。何も記載がない場合は、待ってもらえるかどうか聞いてみるとよいでしょう。
 薬剤師の求人票で比較すべき、5つのチェックポイントをお伝えしました。100%希望の条件どおりという転職は難しいですが、条件に優先順位をつけ、上位の条件が満たされるような職場をじっくりと探してみてください。
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