薬剤師なら知っておくべき調剤技術料

同じ薬でも薬局によって薬が違う!?

 同じ薬を処方してもらったのに、薬局によって支払う金額が異なる場合があります。なぜ、金額が違うのでしょうか?領収書と共に発行される請求明細書を見るとなぜ同じ薬でも金額が違うのかが分かります。金額の違いは、請求明細書に記載されている「調剤技術料」に左右されているのです。調剤技術料という項目が、薬局によって異なるために、同じ薬でも金額が違うということが発生するのですね。同じ処方をいくつかの薬局で処方してもらうと、調剤技術料で引かれている金額の違いがよく分かるでしょう。

調剤技術料とはなに?

 そもそも調剤技術料とは何なのでしょうか?調剤技術料は一言で言うと、薬剤師の調剤の作業について支払われる対価のことを指します。調剤技術料の内訳は、調剤基本料と調剤料です。調剤基本料は、調剤作業に対しての対価で、処方薬の種類や処方の日数によって決められています。調剤料は、調剤基本料と比べ複雑な計算によって算出される対価です。どこで処方されたものなのか、処方を行った薬局などの規模、薬剤師の業務内容によって変化します。

夜間や休日に行ったら追加料金がある!?

 仕事などが遅くなり、夜間や休日に薬局を訪れる方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は、夜間や休日に薬局に行くと調剤料として支払額が加算されるのです。また、休日と夜間では加算額が異なり、夜間のほうが高めに設定されています。さらに、一包加算というものもあります。一包とは、飲み忘れなどを防ぐために1つの袋に処方箋をまとめて入れるサービスのことです。それぞれ薬剤師の手間などを考慮して加算されています。知らないうちに、調剤料として引かれているのですね。

なぜ調剤技術料というものがあるのか?

 薬局での作業は、ただ薬を調剤するだけなので、必要ないのではと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?なぜ調剤技術料というものがあるのでしょう。まず、薬局で扱っている医薬品はかなりの数があります。中には名前や形状が似ているものなどがあり、数ある医薬品の中から正確に調剤を行わなくてはなりません。また処方箋の中には、特別なスキルを必要とするものもあります。さらに、患者のこれまでの履歴などを確認して、過去に副作用はなかったか、他に処方されている薬と見比べて飲み合わせに問題ないか正確に確認しなければなりません。薬剤師が処方箋に問題がないか確認を行い、副作用などを見つけた場合は医師と処方箋について確認することもあります。調剤技術料は、薬剤師の責任が伴う業務に対して支払われる対価なのです。
 調剤技術料は、薬剤師の業務において支払われる対価です。業務内容や薬局の規模によって金額が異なるのも、薬剤師の責任の重さを考えると頷けますね。また、調剤技術料を含めた調剤報酬点数表は年度ごとに更新されることもあるので注意が必要です。
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