貯金じゃだめなの?保険と貯蓄の違い

保険と貯蓄の違い① 死亡保障

 保険と貯蓄の大きな違いとして、死亡保障があるかどうかということが挙げられます。保険には死亡保障があり、貯蓄にはありません。そもそも死亡保障はなぜ必要なのでしょう。万が一事故や病気で亡くなってしまった場合、遺された家族が生活費や教育資金などに困らないようにするためです。必要な死亡保障額は人によって様々ですが、子供が小さい場合にはそれだけ高額になります。それを全て貯蓄で賄うことが困難なため、保険で備えるのが一般的となっています。

保険と貯蓄の違い② 流動性

 流動性とは、資金を自由に使えるかどうかです。貯蓄は流動性がありその都度引き出して自由に使うことができますが、保険は流動性がなく自由に使うことができません。例えば毎月同じ金額を保険と貯蓄にかけている場合、どちらも時間の経過と共に貯まっているのですが、保険は決められた時期まで使えないのが特徴です。貯蓄型の保険は教育資金や年金資金のように目的によって商品が分かれていて、その目的に適した満期を設定する必要があるのです。

保険と貯蓄の違い③ 金利とリスク

 貯蓄を考える時、金利はとても大切です。保険と貯蓄では金利が大きく違います。普通預金の金利は0.02%と低い状態が続いています。保険はその商品によって金利が大きく異なりますが、一般的に預金よりは高くなっています。金利は高ければ高いほど、リスクも高くなります。貯蓄は金利が低く増えにくい分、リスクも低く預けた金額を下回ることはありません。保険は金利の高い商品ほど増える幅は大きくなりますが、リスクが高く運用実績によっては元本を下回る可能性があります。また満期を待たずに解約した場合、解約返戻金は支払った保険料より少なくなる場合もあるので、注意が必要です。

保険と貯蓄の使い分けをしよう

 これまで見てきたように、保険と貯蓄のそれぞれにメリット・デメリットがあります。どちらが良くてどちらが悪いということではありません。ライフプランに合わせて上手く使い分けることが必要です。家や車を買うや子どもが進学するなど、まとまったお金が必要になる時期を考え、その時期にお金が使えるようにしておくことが大切です。貯蓄にして使えるようにしておく方法や、その時期までに満期を迎えるように保険に加入する方法もあります。まずはライフプランを明確にして、一つずつどのように準備するかを考えていきましょう。
 保険と貯蓄のどちらも生活の中で必要なものです。それぞれのメリット・デメリットをよく理解して、上手く使い分けられるようにしましょう。そのためには自分や家族のライフプランをよく考えていくことが大切です。