どうして保険に入る必要があるの?

病気やケガのリスク

 病気になったりケガをしたりしてしまうと、様々な費用がかかります。検査や処置の費用、手術やその後の通院費用、入院した場合には治療費に加えて差額ベッド代や食事費などがかかります。例えばがんや高血圧疾患などの重い病気になれば、ひと月程入院する場合もあるため負担は大きくなります。しかし公的医療保険によってひと月の自己負担額の上限が決められています。そのため治療が長期化しても大丈夫なくらい貯蓄のある人は必ずしも必要とは言えません。貯蓄があまりない人や貯蓄があっても切り崩したくない人は、保険で備えておくのも一つの方法です。保険があることで精神的に安心できたり、先進医療特約を付けて万が一の場合、健康保険の対象外の最新の治療を受けられるようにしたりすることもできます。

介護のリスク

 介護のリスクは若い世代でもあります。例えば交通事故やスポーツでの事故などが考えられます。公的介護保険もありますが、その対象は40歳からのため適用されず、自立支援医療制度を活用しても通院費用などは自己負担です。介護状態は通常の病気やケガよりも長期化するケースが多く、その間に収入が途絶えてしまうこともあるため経済的負担が大きいのが特徴です。中高齢世代でも、要介護認定を受けた場合でも公的介護保険は施設利用やサービス提供などの現物給付となるため、生活費は別に必要になります。また支払限度額が決められているため、それを越えると全額自己負担になります。介護のリスクの備えとして、日頃から十分に貯蓄しておいたり介護保険で備えたりと自分に適した方法を選びましょう。

死亡のリスク

 死亡のリスクにおいては、保険で備えるのが一般的になっていますが、その必要額は一人一人異なります。例えば独身や子供が独立した場合では必要保障額は比較的少なく、配偶者がいれば残された家族のための生活費が必要になります。子供を育てている責任世代では、子供が自立するまでの家族の生活費や教育資金、独立後の配偶者の生活費が必要となり、高額になると考えられます。高額の場合、貯蓄で賄うのが難しいため保険で備えるのが効率的です。少額の場合でもし必要額を貯蓄で賄えるのであれば、保険で備える必要はないでしょう。

保険は必要?

 保険は少ない保険料で大きな保障を準備できたり、万が一の場合の経済的負担を軽減できたりするメリットがあります。その一方で、万が一の場合にならなければ一部または全額が掛け捨てになるデメリットもあります。保険が必要かどうかは、その人の状況次第です。今は保険が必要ない人でも、10年後には状況が変わって必要になっている場合もあります。まずは自分に万が一のことが起こった場合を想定し、貯蓄で賄えるのかどうかを考えてみましょう。
 保険にはメリットもあればデメリットもあります。そして万が一のことは、誰にでも起こりうる可能性があります。それをしっかりと理解して、今の自分に必要なのかどうかを考えていきましょう。