その激しい頭痛、群発頭痛かも知れません

原因がはっきり分からない困った病気

 
 原因はまだわかっていません。従来ヒスタミンとの関連が注目されましたが、最近は頭蓋内血管のセロトニンの受容体(厳密には5HT 1B1D受容体)に結合し、血管を収縮させる作用があるスマトリプタンの皮下注射が有効であることにより、セロトニンとの関係も注目されています。
 
群発頭痛 – goo ヘルスケア

 
 緊張型頭痛は首や肩のコリ、片頭痛は脳の血管の拡張といったようにある程度原因が解明されている頭痛と違い、群発頭痛は発生原因が良く分かっていません。にもかかわらずその痛みは激しいもので、しかも1~2時間も続き、結膜充血や涙、そして眼瞼下垂までも伴います。そんな症状が多くの場合1~2ヶ月も続くため、患者の肉体的・精神的負担は並大抵ではありません。
 
 また睡眠時に多く症状が現れるため、眠ること自体に恐怖を感じることにもなります。

こんな症状の頭痛は群発頭痛の可能性あり

 
 ある一定の期間(多くの場合1?2カ月間)に、連日しかも夜間、明け方のほぼ一定の時間に起こる激しい頭痛で、その起こり方は群発性(1回起こると連日のように起こる)です。
 
群発頭痛 治療方法 – goo ヘルスケア

 
 ある一定の期間に集中して起こることから群発地震のようだとこの病名がつけられました。いったん痛みを起こすと毎日のように激しい頭痛を感じるようになります。理由ははっきりしないものの、患者のうち男性が女性の4~5倍にのぼります。
 
 症状は必ず頭の片側に起こり、目の奥にじっとしていられない激しい痛みを感じたら、群発頭痛を疑いましょう。また、1日のうちに1~2回痛みが起き、その痛みが1~2時間続くような時も群発頭痛の可能性があります。

つらい頭痛を何とか軽減させよう

 
 そんなこんなの人生ですが、ある医師からの助言で「群発のためのスケジュールを作ったらどうですか?」との提案をいただき群発発作を逆手にとって、発作の無い時だけ契約社員で働いてました。
 
群発頭痛を発症し、毎日死を考えます。 – その他(恋愛・人生相談) | 教えて!goo

 
 群発頭痛の特徴一つが痛みのない時期が長いということです。数か月や、人によっては何年も痛みのない時期があります。そして医学は日進月歩です。確かに実際に自殺する人もいるほど激しい痛みを感じる群発頭痛ですが、痛みを感じない長い時期を有意義に過ごすためにも、試せる治療はすべて試してみましょう。幸いなことに治療の選択も増えていますし、完全ではありませんが予防法も確立されつつあります。一人で痛みと戦うのではなく、専門医とともに痛みを軽減させるのがおすすめです。

痛みを軽くする治療を検討しよう

 
 非常に強い頭痛ですが2時間程度で回復するので、内服薬では間に合わないため、最近スマトリプタンの自己注射が認可されました。予防的治療としてカルシウム拮抗薬であるベラパミル(ワソラン)や、ステロイド薬なども用いられています。
 
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 原因がはっきりしないということは効果的な治療がなかなか見つからないということです。ところが、長い間の研究によって100%酸素の吸入が痛みの軽減に有効だということや、一部のトリプタン製剤も有効だと分かってきました。しかも2008年からは自己注射キットが認可され、自宅で痛みを軽減させることができるようになりました。また効果的な予防薬もありますが、市販薬ではないので発作のひどい方は専門医に相談すると良いでしょう。

 あまりのつらさに自殺者もいるという群発頭痛。はっきりとした原因が分からいことが余計に患者の不安を増します。ただ、次第に痛みの正体が明らかになってきていて、痛みの軽減や群発頭痛そのものの予防が可能になりつつあります。