乳がんのしこりをセルフチェック

乳がんの発症リスク

 
 乳がんの発生や増殖には、女性ホルモンの1種であるエストロゲンが大きくかかわっていることが多いことがわかっています。わが国で乳がんが増えている背景には、食生活の変化や晩婚少子化、経口避妊薬の使用、閉経後のホルモン補充療法など、欧米化してきた女性の生活スタイルそのものが深く影響していると考えられています。
 
乳がんの検診と検査 – goo ヘルスケア

 
 

 多くのがんは60歳すぎから急増しますが、乳がんの場合は20代後半から増えはじめ、最も多いのが40代、50代で、60代、70代、30代と続きます。30~64歳の壮年層の女性では、がんの死亡原因のトップが乳がんですから、働き盛りの女性にとって、乳がんは最も危険ながんといえます。
 
知っておきたい「乳がん検診」のこと – goo ヘルスケア

 
 近年日本人にも急増している乳がん。統計によると乳がんにかかる年代は40歳代後半がピークになっています。乳がんも他のがんと同様に、早期に発見すれば治療の幅も広がり生存率も高まっています。しこりがないかなどをチェックする自己検診とマンモグラフィなどの定期的な医療機関での検診で早期発見に努めることが大切です。特に、母親や姉妹が乳がんになっていたり、ホルモン補充療法を受けている、出産経験・授乳経験が無い、初潮が早く閉経が遅い、閉経後の肥満がある人などは乳がんの発症リスクが高いと言われているので、異変を見逃さないようにしましょう。

こんなしこりに要注意

 
 乳がんは自分で見て触って、かなり初期のうちに発見することができるがんです。
 
正しく身につけて! 乳がんの自己検診法 – goo ヘルスケア

 
 

 しこりが2cm以下で転移もない状態で発見して治療すれば、10年生存率は約90%、それより早く、しこりとしてふれない段階に発見できれば約95%、つまりほとんど完治できるといえます。
 
知っておきたい「乳がん検診」のこと – goo ヘルスケア

 
 ほとんどの乳がんに見られる代表的な症状は、乳房のしこりです。ただ、すべてのしこりが乳がんというわけではなく、なかには乳腺症や乳腺線維腺腫という良性のものもあります。乳がんのしこりは湿潤がんで、境界がはっきりせず、表面はでこぼこして硬く、押しても痛みがないのが特徴です。超早期である0期の乳がんはまだ乳管の中にとどまっている状態の非湿潤がんで、しこりはなく、マンモグラフィや超音波検査で発見されます。触って分かるようになるのはしこりが1~2㎝になってからですが、2㎝以下の早期乳がんの段階で発見すれば治療後の経過もよいため、月1回程度の自己検査が大切になってきます。

自己検診の方法としこり以外の症状

 
 乳がんの早期発見に有効な方法は、自分で乳房をチェックする「毎月の自己検診」と、「定期的な乳がん検診」を受けることです。
 
乳がん検診で「要精密検査」と判定されたら – goo ヘルスケア

 
 乳がんの早期発見のために、まずは毎月の自己検診を習慣にしましょう。慣れるまではもっと頻繁に自己検診を行い、いつもの状態を知っておくことも大事です。しこりのわかりやすい月経の5日目から1週間くらいの間に行うとよいでしょう。乳がんにはしこり以外の症状もあります。乳がんの広がりによってえくぼのようなへこみができたり、広がったがんがリンパ管をふさぎ毛穴がみかんの皮のようにへこんだ皮膚になったり、充血が起こって赤みをおびることもあります。また、潰瘍ができたり、乳頭にただれやへこみ、妊娠時や授乳時以外の乳首からの分泌液なども乳がんが疑われるので、検査が必要です。
 
 

 (1)鏡で見て左右の乳房の形の違いやゆがみ、ひきつれ、乳首のへこみやただれなどがないかチェック。腕を上げた状態と下げた状態で行う。
 (2)調べる乳房と反対側の手の指をそろえ、指のはらをすべらせるように、乳房の外から内に向かって全体を軽く触れていく。鎖骨の下からわきの下までまんべんなくチェック。入浴中、手に石けんをつけて行うと小さなしこりにも気づきやすい。乳房の大きい人はあお向けに寝て行うとよい。
 (3)乳房や乳首を軽く絞り、分泌物が出ないかチェック。
 
知っておきたい「乳がん検診」のこと – goo ヘルスケア

 
 日ごろから乳房に異常が無いか、観察しておきましょう。

 乳がんはしこりが小さい初期のうちに発見・治療する事で、その後の生存率もぐんと高いものになります。月1回のセルフチェックを習慣にして、少しでも異常があれば必ず医療機関を受診しましょう。同時に定期的に乳がん検診を受けることも忘れずに。