氷を食べたくなる?さまざまな貧血の症状

90%以上は鉄欠乏性貧血

 患者の90%以上は、鉄欠乏性貧血だといわれています。鉄欠乏性貧血は体内の鉄が不足することにより発症する病気です。ヘモグロビンが充分に作られなくなり、体内の酸素が欠乏します。
 
 
 成長の加速する10~15歳ころの学童にみられる思春期貧血が女子に多い理由は、月経による失血が加わるためです。過激なスポーツによるスポーツ貧血もこれに拍車をかけます。
 
鉄欠乏性貧血<子どもの病気> – goo ヘルスケア

 
 鉄が不足する原因は、鉄の摂取量の不足や排出量の増加によります。妊娠中も胎児の分の鉄も必要になり、鉄の需要量が増えるため、貧血が起きやすい状態になります。鉄欠乏性貧血以外には、再生不良性貧血や溶血性貧血などさまざまな貧血があります。
 
 

 貧血は急性白血病による場合もあるので、骨髄検査(マルク)などで確実に診断することが大切です。
 
血液・造血器の病気 – goo ヘルスケア

 
 白血病の他、胃がんや大腸がんなどを患っているケースもあるため、注意が必要です。

氷を食べたくなる鉄欠乏性貧血

 
 心拍数の増加による動悸や息切れ、易(い)疲労感(疲れやすい)、全身の倦怠感(けんたいかん)、頭重感、顔面蒼白、狭心症様症状(胸の痛み)などの一般的な貧血症状が現れます。
 
鉄欠乏性貧血<血液・造血器の病気> – goo ヘルスケア

 
 ヘモグロビンが不足すると、体は酸素を取り込むために代償反応を起こします。動悸や息切れは代償反応の結果起きる症状です。他にも肩こりや冷え、耳鳴り、食欲不振などさまざまな症状があります。進行すると口角炎ができたり、爪がスプーンのように反ったりします。鉄欠乏性貧血が原因で異食症にかかることがあります。氷や土、チョークといった食品以外のものを衝動的に食べたくなる病気です。異食症は妊娠中の女性や子供に起こりやすいといわれています。

鉄欠乏性貧血の治療と予防

 
 鉄欠乏性貧血では、血液中の鉄分の濃度を上げるために、鉄剤と鉄の吸収を高めるビタミンCが処方されるのが一般的ですが、予防や改善には、規則正しい生活と食生活の改善が大切です。
 
鉄欠乏性貧血の予防は3度の食事が大事 – goo ヘルスケア

 
 鉄が不足している状態では、食事から補うことが難しいため、治療には鉄剤を使用します。経口剤の投与により下痢や吐き気といった副作用が起きる場合は、量を減らす、食後に服用するなどの対処をします。正常な状態になるまで数ヶ月治療を続けます。副作用が重く、服用できない場合には静注剤にきりかえます。効果が現れない場合は、鉄欠乏性貧血以外の原因である可能性があります。鉄欠乏性貧血の予防には、鉄を多く含む食品の摂取が有効です。鉄は肉や魚の他、緑黄色野菜や海藻にも含まれています。

 バランスの良い食事により鉄の摂取を心がけることで、鉄欠乏性貧血を予防できます。女性は月経時に血液の排出がありますが、男性にはありません。男性が貧血である場合は、重大な病気にかかっている可能性が高いといえます。医師の診断を受けて原因を確かめましょう。