誰でも簡単!リンパマッサージでむくみ解消<br />

「リンパ」っていったい何?

 「リンパマッサージ」という言葉はよく聞きますが、そもそも「リンパ」とはいったい何なのでしょうか?
 
 
 ヒトの体の中には血管のほかにもリンパ管が全身に広がっています。全身の組織中の細胞と細胞との間の組織液は、毛細血管を経て血液中に戻りますが、一部(約10%)は毛細リンパ管に入り、静脈に送られます。この循環をリンパ系といい、その中を通る液をリンパといいます。
 
リンパ系とそのはたらき – 人体図・図解・体の仕組み – goo ヘルスケア

 
 リンパ管のところどころにソラマメ状の形をしたリンパ節が存在します。リンパ節は前身に約600個以上あり、1ヶ所に数個~十数個のリンパ節が集まっています。リンパ節にはリンパ球をはじめとする白血球がたくさん存在していて、リンパ中の老廃物や毒素をろ過する働きがあります。
 
 リンパは、体中に張り巡らされているリンパ管を通り、リンパ節で老廃物を回収し、最後は鎖骨下静脈に入り静脈に戻っていきます。

むくみの原因はリンパにあった

 リンパが滞ると体に老廃物や余分な水分がたまり、疲れやむくみ、冷え、肩こりなどさまざまな不快な症状をもたらします。ニキビやくすみ、小じわ、セルライトが増えたり、体重増加や老化の原因にもなるというから大問題です。
 
リンパマッサージで疲れ・むくみを解消 – goo ヘルスケア

 
 血液は心臓がポンプの役割をしているので、ものすごいスピードで体内を循環しています。しかし、リンパ管には心臓のようにリンパを循環させるポンプがありません。リンパは周囲の血管の圧力や筋肉の動きなどによって流れているため、とてもゆっくりとした流れです。そのため、運動不足、筋肉の疲れ、ストレス、冷え・血行不良などが原因となり、リンパは簡単に滞ってしまいます。その滞ったリンパが「むくみ」の原因になるのです。

リンパマッサージの万能効果

 外部から刺激を与えることによって、滞ったリンパの流れを促す手助けをするのがリンパマッサージです。リンパ管は体の表面に近いところを通っているため、外からさするだけでリンパの流れを促すことができます。
 
 
 リンパマッサージで、軽く圧をかけたり、さすることでリンパがサラサラ流れるようになり、体の不調が回復すると言われています。
 
今日の健康ひとことり – goo ヘルスケア

 
 リンパの流れが良くなるとむくみが解消されるだけでなく、代謝が上がり痩せやすい体になるため、まさに一石二鳥です。また、新陳代謝が活発になり血行が促進されることで、肩凝りの解消や美肌にも効果があります。溜まった老廃物を取り除くために疲労の回復も早くなり、免疫力もアップすると言われています。

リンパマッサージの方法

 リンパマッサージはお風呂に浸かりながら行ったり、お風呂上りの血行がよくなっている状態で行うと効果的です。力を入れる必要はありません。肌の上からやさしくさするのが基本です。すべりをよくするために、オイルやローションを塗ってもよいでしょう。
 リンパマッサージは主要なリンパ節の周辺を中心に、鎖骨→首→旨の上部→脇→そけい部(足の付け根)→ひざ裏の順番で行います。
 
 
 鎖骨付近にはまた、「鎖骨リンパ節」があります。リンパ管を通って全身から集められた老廃物は、ここで静脈に流れ込み、心臓へと送り出されていきます。リンパマッサージで、鎖骨に向かってリンパを流すのはこのためです。
 
鎖骨 – からだにいいコトバ事典 – goo ヘルスケア

 
 リンパマッサージは、以下の方法で行います。
 
 

 1.鎖骨の上のくぼみをマッサージ。肩からのど元に向けて、人差し指と中指の2本の指先で円を描くようにリンパを流します。左の鎖骨は右手で、右の鎖骨は左手で行います。とくに左側を念入りに。
 
 2.首すじをマッサージ。耳の下から鎖骨に向けて、同じ側の4本の指を添えて円を描くように手をすべらせます。
 
 3.胸の上部をマッサージ。胸の上部を包み込むように反対側の手を置きます。親指が鎖骨に、四指がわきの下にかかるように当て、わきの下に向かって皮膚を押しやるようにリンパを流します。
 
 4.わきの下のくぼみをマッサージ。反対側の手の四指をわきの下にあて、やさしく円を描くように軽く押します。次に、親指と人差し指で二の腕を支え、肩の方向にすくい上げるようなイメージで円を描きながらリンパを流します。そして、バストの脇に手を当て、円を描くようにわきの下までさすり上げます。
 
 5.そけい部(太もものつけ根)をマッサージ。そけい部が伸びるようにあお向けになり、左右のそけい部に四指を差し込むように当て、おなかに向かって引き上げるようにリンパを流します。
 
 6.ひざ裏のくぼみをマッサージ。両手親指を片方のひざの上、四指をひざの裏に当て、手前にゆっくりと円を描くようにして、太もものつけ根に向かってリンパを流します。
 
リンパマッサージで疲れ・むくみを解消 – goo ヘルスケア

 

 リンパマッサージと聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、誰でも簡単に自宅で行うことが出来ます。むくみ解消だけでなく、疲労回復や美肌効果などさまざまな効果が期待できるのがうれしいですね。やり方さえ覚えればお風呂の中でリラックスしながらでもできてしまうので、毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか。