子どもの緊急事態のときに使用する電話窓口

子どもの思わぬトラブル

 子どもは急な病気や怪我などのトラブルが多いもの。急な発熱や、嘔吐、下痢、湿疹などの病気の症状や、家庭内の事故による怪我、また、誤飲等による事故もあります。言葉で訴えることができる年齢ならともかく、乳幼児の場合は自分で訴えることができないことが多々あります。発熱や怪我などわかりやすい場合もありますが、いつもより機嫌が悪い、泣き続けている、など、いつもと様子が違う時にもトラブルが起こっていないか確認する必要があります。
 
 
 子どもの体は、大人の体をただ小さくしたものではありません。同じ病気にかかっても、大人の場合がそのまま子どもにあてはまるわけではありません。病気から体を守る免疫力も大人のように十分に備わっていませんし、病気のはじまりも急で、経過も早いことが多いのです。加えて、子どもの月齢や年齢によって特有のいろいろな病気のあることも、十分に知っておく必要があります。ここでは、子どもによく起こる主な症状と病気についてみていきましょう。
 
熱がある 考えられる主な病気 – goo ヘルスケア

 
 水疱瘡など、子どもに多い病気もあるので、子どもに特有な病気や、子どもがかかりやすい病気の知識をひと通り抑えておくと、急な発熱等でも慌てずに対処することができます。

明らかにおかしい時は救急車を

 痙攣を起こしている、呼吸をしていない、大やけどをしている…など、明らかにおかしい、緊急を要するもの、生命の危険を感じた場合は、迷わず救急車を要請し、一刻も早く処置をしなくてはいけません。
 
 
 (1)局番なしの119へ電話します。
 (2)「火事ですか、救急ですか」と聞かれます。はっきりと「救急」と告げます。
 (3)いつ、どこで、誰(何人、老若子どもなど)が、どうしたか、どんな状態なのかをはっきりと簡潔に伝えます。
 (4)名前、住所、電話番号を正確に知らせます。近所の目標物も伝えます。
 (5)救急車が来るまでの手当の方法をたずねます。
 (6)サイレンが聞こえたら誘導に出ます。夜なら懐中電灯で救急車を誘導します。家族がいなければ近所の人に頼みます。
 (7)救急車が着いたら、救急隊員に状況をくわしく伝えます。
 
救急車の呼び方 – goo ヘルスケア

 
 救急車の要請を行う時は、名前、住所、電話番号、状況を正確に伝えます。あくまでも冷静に、電話先のオペレーターの問いかけに答えます。

緊急の場合は応急手当を忘れずに

 子どもの急病や怪我で病院に連れて行く場合、夜間や休日等では、緊急の時に対応できる病院は限られています。一刻を争う場合は自分で病院探しをするのではなく、救急車の要請を行うと同時に、出来る限りの応急手当を行います。
 
 
 突然おこった病気やけがに対して、その場に居合わせた一般の人(バイスタンダー)が、傷病者を救急隊員(救急救命士)や医療機関に引き継ぐまでに行う手当を「応急手当」といいます。速やかに応急手当を行えば、命が救えたり、病気やけがの悪化を防止し、苦痛を軽減することが可能です。
 応急手当のうち最も緊急を要するものは、何らかの病気やけがで心臓や呼吸が停止した時やそれに近い状態になった時、あるいは大出血をおこした時です。
 
救命・応急手当 – goo ヘルスケア

 
 症状や怪我、事故の種類によってしなければならない応急手当は異なりますが、普段から基本的な応急手当の知識を勉強したり、応急処置講座などに参加するなどして、人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使い方などを訓練しておくと、いざというときに慌てずに行動できます。

病院に行くか判断に迷ったら#8000

 救急車を呼ぶほどではないが、発熱などでいつもより元気がない、転んで擦りむいて、やや出血が多いなど、そのまま様子を見た方がいいのか、病院に連れて行ったほうがいいかどうか判断に迷うことがあります。トラブルが発生した時間帯によっては、夜間や休日の場合もありますので、病院に連れて行くのを躊躇する場合もあります。自分で判断がつかない場合は、「小児救急電話相談(#8000)」で相談してみるといいでしょう。
 
 
 全国の都道府県で行われている「小児救急電話相談(#8000)事業」という電話相談サービスの短縮電話番号。上記のように事業名としても用いられる。このサービスは、小さなこどもが休日や夜間に急に具合が悪くなり、受診したほうがよいのか迷うとき、小児科の医師や看護師に電話で相談ができるもの。全国どこからでも#8000をプッシュすることで、相談者の住む都道府県の相談窓口に転送され、症状に応じた対処の仕方や受診する医療機関についてアドバイスを受けられる。
 
#8000 – goo ヘルスケア

 
 救急車は、より緊急性の高い人が利用できるようにしなければなりません。救急車を呼ぶべきかどうかの判断に迷う場合は、一度、#8000で状況を説明し、アドバイスを受けましょう。

 自分で症状を説明できない乳幼児の場合、病気や怪我などのトラブルは親が発見するしかありません。いつもと様子が違う場合に、病気かどうかの判断がつきにくい場合は、「小児救急電話相談(#8000)」でアドバイスを受けるなど、第三者的なアドバイスを交え、冷静に対応していきましょう。