足がつるのは恐ろしい病気の前兆かも

足がつる原因は大きく3つ

 夜中寝ているときに突然、足がつる主な原因は3つ、「筋肉疲労」「冷え」「マグネシウム不足」です。
 筋肉の疲労からくることが多く、運動をして普段使わない筋肉に過度な負荷がかかり、筋肉がこわばってしまいます。
 
 
 寝ているときの筋肉は通常ゆるんでいますが、疲労によって緊張した筋肉は、急激な収縮、つまりけいれんを引き起こします。夜中に足がつることが多いのは、このためです。これを避けるには、運動前後のストレッチをしっかり行うことです。
 
足がつるのはなぜ?その原因と対策 – gooヘルスケア

 
 ゆっくり足を伸ばしストレッチしましょう。また運動後に足に冷水をかける、氷で冷やすなど疲労した筋肉の炎症を抑える工夫をすると、翌日の筋肉痛が軽くなります。
 次に血行不良ですが、冷えが原因で足のけいれんを引き起こします。
 
 

 特に冷え性の人は、普段から足が冷えないように対策をとりましょう。また、アルコールやカフェインは体を冷やして血流を悪くするので、寝る前は特に控えましょう。
 
足がつるのはなぜ?その原因と対策 – gooヘルスケア

 
 マグネシウムの不足は、運動の発汗が原因です。汗のかきすぎにより、マグネシウムやカルシウムなどが失われます。
 
 

 運動などで大量に汗をかくと、マグネシウム、カリウム、カルシウムが失われ、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わる電解質のバランスが崩れます。筋肉の神経組織が興奮状態になり、足のけいれんを引き起こす原因となります。
 
足がつるのはなぜ?その原因と対策 – gooヘルスケア

 
 運動中や運動後のスポーツドリンクによる水分補給は必須です。食事に、納豆・ほうれん草・アーモンド・ピーナッツなどを取り入れて、マグネシウムを摂取しましょう。

動脈硬化症の可能性も

 閉塞性動脈硬化症の表れとして足がつることがあります。主に下肢の血管が詰まり、血流が悪くなり、自覚症状として足がつるのです。閉塞性動脈硬化症とは足の動脈硬化のことで、普段の足がつった状態との区別がつきにくい症状でもあります。
 
 
 血管が硬くなったり狭くなったりして血流が制限され、多くの生活習慣病を招く動脈硬化。心臓の血管で起これば狭心症や心筋梗塞を、脳の血管で起これば脳卒中を引き起こします。この動脈硬化が腰から下の脚の血管で起こった病態を閉塞性動脈硬化症(PAD=Peripheral Arterial Disease)といいます。
 
動脈硬化は脚にも――閉塞性動脈硬化症 – gooヘルスケア

 
 症状の早期発見には、間歇性跛行(かんけつせいはこう)が見れるかが重要なカギです。これは、歩行中に足がつるなど、足を引きずってしまうこと。足の動脈硬化によって血流が悪化し痛みますが、少し休むと血流が一時的に回復して痛みが治まります。老化や疲労と勘違いし放置する人が多いです。
 
 しかし、治療せずにいると間歇性跛行をくり返し、睡眠中や安静時にも痛みを伴います。PADには4つの症状段階があり、Ⅱ度までの症状のときに病院に行くことをおすすめします。
 
 

 ●PADの重症度
 I度 無症状、脚の冷感、しびれ感
 II度 間歇性跛行
 III度 安静時疼痛
 IV度 潰瘍・壊疽
 
動脈硬化は脚にも――閉塞性動脈硬化症 – gooヘルスケア

 
 足のしびれや痛みで歩けなくなり、運動量の減少から血行が更に悪くなります。医者から適切な処置をしてもらいましょう。

腰椎椎間板ヘルニアの疑いも

 腰椎椎間板ヘルニアが原因で足がつることも。足がしびれ次第に力が入らなくなります。また、腰椎椎間板ヘルニアを患うと、腰や臀部に痛みの症状が現れ、下半身が不自由になってくるのです。しかも腰椎椎間板ヘルニアは明確な原因が判明していません。
 
 
 椎間板ヘルニアは、あるひとつの原因で起きるわけではなく、いろいろな因子(多因子)が影響して発症します。重労働・喫煙などの環境因子や遺伝的因子の影響があると考えられている一方、スポーツの影響は不明です。
 
腰椎椎間板ヘルニア – gooヘルスケア

 
 腰椎椎間板ヘルニアの発症率は人口の約1%ですが、20〜40代と若い世代に多く、自覚症状が現れたら医者に診てもらう必要があります。
 
 

 頻度の高い疾患であることからさまざまな民間療法もありますが、正確な診断は必ずしも容易ではありません。まずは整形外科を受診して、診断を受けたあとは治療法の選択に患者さん自身も参加してください。
 
腰椎椎間板ヘルニア – goo ヘルスケア

 
 自身が腰椎椎間板ヘルニアの知識や治療法をよく理解して、病気と付き合っていくことになります。立っても座っても歩いても辛く痛みがあり、足のしびれやこむら返りが頻繁に見られる場合に受診しましょう。

糖尿病神経障害の可能性

 糖尿病の合併症の一つ、糖尿病神経障害が原因で足がつることもあります。糖尿病により血糖値が高くなると、運動神経の障害から神経の働きが乱れ、筋肉が異常に収縮して起こるのです。また血流が悪くなっているということも原因とされています。
 
 
 神経障害は、その発症のしかたから突然起こるものではなく、通常徐々に進行します。一方、血糖コントロールを良好に保つと、高度に進行した場合を除いて神経障害は改善傾向を示します。
 
糖尿病神経障害 – gooヘルスケア

 
 足だけでなく、手にもぴりぴりとした自覚症状が現れてきます。しかし自覚症状がない人もいます。糖尿病の方で、手足のしびれやこむら返りが目立つようでしたら、医者に相談することをおすすめします。

脳梗塞や心筋梗塞の可能性

 頻繁に足がつると、脳梗塞や心筋梗塞の前触れであるとも言われています。血行不良から血管が詰まり、脳梗塞や心筋梗塞につながる可能性があるのです。こむら返りが多くみられる場合に、医師の診断が必要です。
 
 また血圧が高く薬を使用している方も注意が必要です。
 
 
 降圧剤やホルモン剤などの薬剤が原因となる場合もあります。
 
夜中によく足がつるのはなぜ? – gooヘルスケア

 
 血圧やホルモンのバランスのため薬の使用を止める必要はありませんが、副作用もつきものです。薬を服用中でこむら返りが起こるのであれば、やはり病院への受診をしましょう。

 急な運動やミネラルの不足から足がつることがときどきあります。しかし頻繁に起こる場合は、知らないうちに深刻な病状につながってしまうことも。病気とは関係のないこむら返りや糖尿病、脳梗塞などは、生活習慣の改善から防ぐことができます。何度もいいますが、頻繁に足がつるならば決して無視をせず、早めに病院へ行きましょう。