【特に男性は注意】大人のおたふくかぜは危険?

おたふくかぜとは

 一般に「おたふくかぜ」と呼ばれているのは、「流行性耳下腺炎」または「ムンプス」という急性ウイルス感染症です。ムンプスウイルスに感染することで発症します。発熱すると共に耳の下からあごにかけて大きく腫れて痛み、おたふくのお面のような風貌になるのが特徴です。
 
 
 7〜10日で治ります。一度下がった熱が再発し、腹痛・頭痛・精巣の腫れなど起こした場合、無菌性髄膜炎・膵炎・精巣炎などの合併症が起きた可能性があります。
 
おたふくかぜ – gooヘルスケア

 
 ちなみに、おたふくかぜは予後の良好な病気です。合併症や後遺症はまれで、子どもがかかるとごく軽く済む場合も珍しくありません。また、おたふくかぜを経験すると抗体ができ、再びかかることはなくなります。

大人がおたふくかぜにかかると

 しかし、子どもの頃におたふくかぜを経験していなければ、成人になってからかかる可能性があります。
 
 また、子どものおたふくかぜより重症化しやすく痛みが強くなったり高熱が出たりすることが多くなるほか、合併症を起こす可能性も高くなります。
 
 
 思春期以降の男性では約20〜30%に精巣炎(せいそうえん)を、女性では約7%で卵巣炎(らんそうえん)を起こすといわれています。
 
流行性耳下腺炎(ムンプス) – gooヘルスケア

 
 男性は精巣炎から不妊症を引き起こす可能性もあるため、まだおたふくかぜにかかったことのない男性は特に注意が必要です。

おたふくかぜの症状に気付いたら

 
 痛みが軽くがまんできるようであれば、家庭で安静にしているのがよいでしょう。痛みが強い、あるいは頭痛、嘔吐を伴うようでしたら小児科を受診してください。
 
流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ) – gooヘルスケア

 
 

 ムンプスウイルスに有効な薬はなく、症状を和らげるための治療を行います。
 
急性精巣炎 – gooヘルスケア

 
 大人は内科を受診してください。おたふくかぜの痛みや熱には解熱鎮痛薬が用いられます。男性がおたふく風邪の症状に伴う精巣の腫れや痛みに気付いた時は、すぐに泌尿器科を受診し、精巣炎の治療を受けましょう。

大人のおたふくかぜを予防するには

 子どもの頃におたふくかぜを経験した覚えのない人はムンプスウイルスの抗体ができていない可能性が高いので、ムンプスウイルスワクチンの予防接種を受け、おたふくかぜの予防することをおすすめします。
 
 
 すでに抗体ができているかどうかは、おたふくかぜの抗体検査をすればわかります。抗体がしっかりできていれば接種する必要はありません。
 
1才ごろに受ける予防接種 おたふく風邪と水ぼうそう – gooベビー

 
 実は2歳までにムンプスウイルスに感染した場合は症状が出ないことも多く、知らない間におたふくかぜの抗体ができている人もいるのです。おたふくかぜにかかるのが心配な人は、一度医師に相談して検査を受けてみてください。

 いかがでしたか。子どもの病気というイメージの強いおたふくかぜは、大人にとって意外と危険な病気だということがお分かりいただけたと思います。しかし予防接種で重症化や合併症が予防できるので、まだおたふくかぜにかかっていない人も早目に抗体検査を受けたりワクチン接種を受けたりすれば安心です。