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あなたが毎日飲んでいるそのサプリ、ホントに効いてますか?

「サプリメントの効用をうたい、根づかせた人間として、今のブームに責任を感じます」と反省の弁を述べるのは、神戸大学で栄養化学を教える金沢和樹先生。30年も前に食べ物の「発がん抑制成分」を発見したものの、当時は誰も信じなかったとか。「今は多くの研究者が競って開発しています。でも加熱しすぎて、体に必要ないもの、摂っても効果が期待できないものまで売られている」たとえばラットに与えた量を、体の大きい人間が摂っても効果は期待できません。なのに、体に効かない量で商品になることも多いとか。「逆にたくさん飲めば効く、というのも誤解です。そもそもサプリは体には異物だから、すぐ外に出そうとする。排出する過程で、細胞などに働きかけ効果を生みますが、必要以上に摂っても捨てられるだけです」また食事で摂る基本の栄養素、炭水化物やビタミンなどが不足だと、サプリだけ摂っても働かないそう。「とはいえ体に必要なサプリもある。見分ける目と正しい使い方を知ってほしいですね」。賢く取り入れ、健康に役立てて。

今回は「サプリで摂りたいビタミン・ミネラル」についてお話します。

サプリで摂りたいビタミン・ミネラル

おなじみのビタミンやミネラル類でも、食物からたっぷり摂れるものと、不足しがちなものがあります。下の5つは意識的に増やして。食事内容が偏りがちなら、マルチビタミン・ミネラルを摂るのがベター。

・ビタミンB1
体がエネルギーを作るとき必要なビタミン。現代人はパソコンで長時間、指を使うなど一部の筋肉を酷使しがち。するとそこだけ局所的にビタミンB1が不足します。

・ビタミンB2
ビタミンB2には、皮膚の健康を保つ働きが。夜更かしや働きすぎで酷使すると不足し、肌荒れ、口内炎などの症状が出ます。無理したと思ったときはサプリで補給を。

・ビタミンC
すでに紹介したように、ビタミンCは人体にとても重要でいて、不足しがちな成分。水溶性ですぐ尿から排泄されるので、毎食ごと1000㎎くらい摂るのが理想です。

・鉄
女性は生理があるため、鉄分が不足しがち。しかし、摂りすぎると肝障害などの過剰症を引き起こします。生理のときだけサプリで補給し、あとは食事で補って。

・カルシウム
骨の成分だけでなく、神経や免疫などの調整役。足りないと骨から使われ、さらに不足すると調整が滞りイライラが出ることに。骨に定着させるには運動が必要です。

【お話を伺った方】金沢和樹先生
吉備国際大学地域創成農学部教授。食材の健康機能を数多く発見している、サプリメント研究の草分け的存在。著書に『まちがいだらけのサプリ選び』(双葉社 \1,575)他。