話題のスーパーフードを試してみた1【もっと知りたい!機能性表示食品】

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街で話題の“食品の健康効果”。本記事レポーターと編集部員の計60人が今、最も気になる食品6種類を、2週間ガチで試しました!

■チョコレート(カカオポリフェノール)

チョコレートの原材料である「カカオ豆」に含まれる苦み成分「カカオポリフェノール」。血圧を下げる働きや血流の改善、ストレスホルモンの分泌を抑える作用、便秘解消などに効果があるといわれています。また、強い抗酸化作用があり、血液中のコレステロールの酸化を抑えるため、動脈効果予防にも。
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<お試し方法>
1日にカカオ72 %のチョコレート25gを数回に分けて2週間摂取。食べるタイミングは自由。
<主な実感は?>
・血圧低下・善玉コレステロール値の上昇
編集部5人がお試し前後で血圧測定、採血を行った結果、3人の血圧が下がり、善玉コレステロールの値は4人がアップ。目に見えて実感できない部分でも体の中では変化が。
・イライラが減った
今回試した60%の人がイライラが減り、40%の人が落ち込むことが少なくなったという結果が。チョコレートには、気持ちを落ち着かせたり、リラックスさせる効果があるよう。
・便秘解消
50%の人が便秘に効果があると感じ、初日からお通じがよくなったという人も数名。便秘が解消したことで、お肌の調子もよくなったという声も。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「正常な血圧・血管機能を保つ」
「ストレスを緩和する」

「カカオポリフェノールの他、各種ミネラル、食物繊維などが豊富なチョコレート。血圧や血管機能のサポート、ストレス緩和に効果が期待できます。ただし、カカオの成分の効果なので、カカオ含有量の多いものを選んで」(小森さん)

■ココナッツオイル

エキストラバージン ココナッツオイルには、体内での分解・吸収がスムーズな中鎖脂肪酸のひとつ「ラウリン酸」が多く含まれています。また、便秘解消、抗菌、抗酸化、美肌作用があるといわれる他、中鎖脂肪酸が肝臓で分解される時に作り出される「ケトン体」が、アルツハイマー病の改善に効果的と、近年注目を浴びています。
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<お試し方法>
1日大さじ2杯のココナッツオイルを2週間毎日摂取。食べるタイミング、調理法は自由。
<主な実感は?>
・便秘解消
モニターの半分以上がお通じがよくなったと回答。毎日ポロポロとした便しか出なかったのが、自然にスルッと理想の便が出るようになったという声も。
・肌のハリやつやがアップ
モニターの半分以上が肌になんらかのよい効果を実感。左のコメント以外にも「シワっぽさがなくなった」(H・Hさん)、「手の甲がしっとりしてきた」(A・Yさん)など体に変化が。
・口の中のぬめり、口臭が減った
少数派の意見でしたが、口内環境改善にも効果が! 出産してから歯がもろくなり、何もしなくても歯ぐきから出血していた人が、改善したという喜びの声も。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「腸内環境を改善する」
「正常なコレステロール値を維持する」
「体脂肪が気になる人に」

「比較的短い期間でも効果が実感できた、便秘解消や肌のハリは、体にいいオイルを摂取した結果では。体脂肪やコレステロールの数値などは、8週間程度試せば、変化が見られる可能性が高くなります」(小森さん)

■高野豆腐

高野豆腐は、少量で良質のたんぱく質が多く摂れるのが魅力。また、α-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富に含まれているため、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きが。脂質代謝の改善や動脈硬化予防、肌の健康維持、女性ホルモンバランスの改善に効果が期待できます。
<お試し方法>
1日に高野豆腐30〜53gを2週間毎日摂取。食べるタイミングや調理法は自由。
<主な実感は?>
・便秘解消
モニターの60%が効果を実感。便秘に悩んでいた人も、早い人は食べはじめて2日目、遅くても1週間たった頃からお通じに変化が。
・生理の悩みが緩和
40%の人が生理の悩みが緩和したと回答。生理痛の軽減や、生理前のイライラの緩和など効果は様々だったものの、明らかな改善傾向が。なかには、半年なかった生理が戻ったという人も!
・肌トラブルの緩和
肌が荒れやすく、吹き出物がでやすいけれど、モニター期間中は肌の調子がよくなったという声や、肌のハリが感じられるようになったなどの声も。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「お腹の調子を整える」
「コレステロール値を改善する」

「たんぱく質やイソフラボン、食物繊維が豊富な高野豆腐。腸の働きを整え、正常なコレステロール値の維持に効果が。また、肌にいい栄養素も多いので、肌の健康維持にも効果が期待できます」(小森さん)

【お話を伺った方】
小森美加(こもり・よしか)さん
食品臨床試験受託会社であるケイ・エス・オー代表取締役。食品メーカー等から依頼を受け、トクホや一般食品などのヒト臨床試験を数多く行っている。日本臨床栄養協会評議員。

※本記事では機能性表示食品を“効く食品”と呼んでいます。
※各食品のモニターは10人。
※本記事は、消費者庁による正式な機能性表示ガイドライン発表前の取材(2015年2月27日時点)に基づいて作成しています。正式なガイドラインとは一部異なる情報が含まれている可能性があります。




話題のスーパーフードを試してみた2【もっと知りたい!機能性表示食品】

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街で話題の“食品の健康効果”。本記事レポーターと編集部員の計60人が今、最も気になる食品6種類を、2週間ガチで試しました!

■ブルーベリー

ブルーベリーが目にいいというのはよく知られている話。その有効成分といわれているのがアントシアニン。眼精疲労や視力回復効果が期待できるとか。また、活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、老化予防やがん予防にも有効といわれています。食物繊維も豊富で、便秘の解消にも。
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<お試し方法>
1日に冷凍ブルーベリー100g、またはドライブルーベリー20gを2週間毎日摂取。食べるタイミング、調理法は自由。
<主な実感は?>
・眼精疲労軽減
60%の人が目の疲れを感じなくなった、または軽くなったと回答。「連日寝不足でも目の動きが軽く、首のコリもいつもよりいい」(M・Oさん)との声もあり、周辺の筋肉にもいい影響が。
・視力、かすみ目の回復
実際に眼科で検査をしたところ0.9だった視力が1.2に回復していた、夜の運転が見やすくなりラクになったなど、物がはっきり見えるようになったという人が20%。
・便秘解消
60%の人のお通じに変化が。普段あまり便秘気味ではない人も、いつもより気持ちよく出るようになった、食べると1時間後に出るなど、よりお通じがラクに。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「目の疲労を回復する」
「目の健康をサポートする」

「アントシアニンは、即効性が期待できる反面、持続性があまりないため1日数回に分けてこまめに摂るのがおすすめ。また、便秘への効果は、食物繊維が豊富な生や冷凍、ドライブルーベリーならではの効果では」(小森さん)

■コラーゲン(コラーゲンペプチド)

「コラーゲンペプチド」は、魚や牛、豚の皮に大量に含まれるコラーゲンを加水分解し、低分子化したもの。体内に吸収しやすい高純度のたんぱく質です。肌を美しく保つ、歯や髪の毛・爪などの健康を維持するといわれています。その他にも骨や関節を強くする、傷を癒やすなど、多くの機能をもっています。
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<お試し方法>
コラーゲンゼリー(コラーゲンペプチド5,000mg配合)を1日20g 2週間毎日摂取。
<主な実感は?>
・肌のツヤやハリがアップ
なんと78%の人が肌のハリ、ツヤを実感。出張で1日飲み忘れたら、元に戻ったのでコラーゲンの効果だと確信したという声も!
・髪のツヤがアップ
肌への効果を実感している人の約半数が、肌だけでなく髪もつややかになったと回答。女性の見た目年齢を左右する肌、髪両方に効果が期待できるという結果が。
・疲労回復効果
コラーゲンゼリーを飲みはじめて、疲れにくくなり、元気がでたという声も。コラーゲンペプチドには、体の調子を整える作用が期待できる可能性が。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「健康的な肌の維持に」
「関節のなめらかな動きを助ける」

「コラーゲンは、皮膚や骨、血管などを構成しているたんぱく質のひとつ。毎日継続して補ってあげることで、足りない状態が満たされていきます。特に肌のうるおいやツヤ感は短期間でも効果を感じやすい」(小森さん)

■ラクトフェリン

ラクトフェリンとは、初乳中に多く含まれる機能性たんぱく質で、新生児の免疫機能を高める作用があることで知られています。抗菌・抗ウイルス活性、ビフィズス菌増殖作用をもち、口腔内の歯周病菌や口臭原因菌、胃炎の原因となるピロリ菌も抑制します。ストレスや疲れを和らげる働きも。

<お試し方法>
ラクトフェリンタブレットを1回1粒、1日4粒程度を2週間摂取。
<主な実感は?>
・口の中のぬめりがなくなった
80%の人が口の中のぬめりが気にならなくなったと回答。朝起きて1粒なめると、口の中のねばりがスッキリするとか。
・口臭予防
半数のモニターが口臭が気にならなくなったと回答。4日間の旅行中、まめに歯みがきができなくても、口臭が気にならなかった、などすぐに効果を実感できた人が多数。
・疲労回復効果
いつもより疲れを感じずに家事ができたり、旅行が楽しめたという声が。4〜5日目あたりから効果を実感することが多かったよう。
<専門家に聞きました>
“効く食品”ではこんな表示になると予測!
「口内環境を改善」
「正常な免疫機能をサポートする」

「免疫力アップが期待できますが、免疫に関しては実感するまでに時間が必要かも。反対に口腔環境の変化はすぐ実感できるのでは。だ液の抗菌作用が高まり、口臭の原因になる舌苔の減少も期待できます」(小森さん)

【お話を伺った方】
小森美加(こもり・よしか)さん
食品臨床試験受託会社であるケイ・エス・オー代表取締役。食品メーカー等から依頼を受け、トクホや一般食品などのヒト臨床試験を数多く行っている。日本臨床栄養協会評議員。

※本記事では機能性表示食品を“効く食品”と呼んでいます。
※各食品のモニターは10人。
※本記事は、消費者庁による正式な機能性表示ガイドライン発表前の取材(2015年2月27日時点)に基づいて作成しています。正式なガイドラインとは一部異なる情報が含まれている可能性があります。

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これが効く!食品ベスト10【もっと知りたい!機能性表示食品】

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私たちが普段からよく食べている中でも、特に「からだにいい」効果が期待できる食品はどれ?全国の30〜50代の女性1000人が食べて飲んで実感した健康効果と、“もっと効く”摂り方をご紹介します。

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☆1位【ヨーグルト】 389人が試して180人に効果

消化を助ける酵素や腸内環境を整える乳酸菌、女性は特に摂りたいカルシウムが豊富に含まれるヨーグルト。朝食に食べたり、最近では手軽なドリンクタイプも人気。便秘、肌あれ、花粉症の改善などを期待して朝食や間食に。「風邪をひきにくくなった」(53歳)、「翌日は便通が良くなる」(44歳)、「花粉症がひどくならなかった」(57歳)、「肌がしっとりした」(52歳)などの効果を実感。
<注目!こんな摂り方>
スキムミルクを加えてカルシウムをアップした「スキムミルクヨーグルト」、塩と水を加えて常温で飲む「塩ヨーグルト水」、レンジで40~60秒加熱する「ホットヨーグルト」などで便秘解消&ダイエット効果をさらにアップ。スキムミルクを混ぜるだけで腸の大掃除に。

☆2位【サプリメント】 268人が試して100人に効果

ローヤルゼリー、クロレラ、ウコン、青汁などの食品系サプリからビタミンサプリまで、すっかり私たちの日常に定着。腸内環境が乱れていると栄養が吸収されず効きにくい。「朝、ラクに起きられる」(46歳)、「飲んでいる時の方が寝つきが良い」(36歳)、「口内炎、唇のあれが改善」(46歳)、「にきびが早く治った」(31歳)、「吹き出物が出なくなった」(44歳)など、疲れと肌は実感も早いよう。
<注目!こんな摂り方>
ダイエットをサポートするCoQ10やマルチビタミンなどの燃焼系サプリは朝に、肌を再生させるコラーゲンやL-システインは夜に摂るのがおすすめ。粉末サプリを青汁やスムージーなどに混ぜて飲むサプリドリンクも定着。芸能人にもファンが多い青汁は身近なサプリ。

☆3位【大豆製品】 228人が試して65人に効果

低カロリーな豆腐や豆乳、発酵食品である納豆やみそ、食物繊維の多いおからや高野豆腐と、それぞれに特徴があり、毎日の食生活に取り入れやすい大豆製品。海外でも注目。便秘、肌あれ以外では「生理痛が楽になった」(37歳)、「イライラがおさまった」(47歳)、「PMSが少し改善された」(39歳)など、ホルモンバランスによる不調の改善に効果が集中。
<注目!こんな摂り方>
主食の代わりに豆腐を摂る「豆腐ダイエット」、みそ汁やご飯におからを混ぜる「おからダイエット」は読者も多数成功した定番のダイエット法。また、納豆を干して作る「干し納豆」は納豆菌が約3倍になり整腸作用がアップ。炒ったおからは糖質オフ弁当のご飯代わりに。

☆4位【きのこ】 195人が試して41人に効果

栄養価のないかさ上げ食材と言われたのは過去のこと。まいたけのMXフラクション、えのきのキノコキトサンが脂肪を排出、コレステロール値も下げると話題に。「きのこを食べた次の日は必ず便通があった」(31歳)、「トイレの回数が増えた」(33歳)、「体重が増えない」(47歳)、「コレステロール値が下がった」(39歳)、「お腹周りの脂肪がなくなった」(42歳)などの実感コメントが。
<注目!こんな摂り方>
ほぐしたえのきを天日で干し、細かく刻んで湯を注ぐ「えのき茶」、えのきをミキサーにかけて煮たものを凍らせる「えのき氷」は、えのきの脂肪燃焼効果をアップ。好みのきのこを夕食に1日100g食べるだけでもOK。キノコキトサンの量が増える「えのき氷」。

☆5位【ごま】 148人が試して18人に効果

注目の抗酸化成分・セサミンやビタミンEが豊富で、疲労回復や老化防止、コレステロール抑制効果も。東洋医学では黒ごまは腎を強化し、白髪改善効果があるとされています。効果を感じた人の声は「身体が軽い」(56歳)、「疲れが残らない感じがした」(58歳)、「白髪が多少減った気がする」(48歳)、「足裏のかさかさが改善された」(45歳)、「料理に頻繁に使ったら顔の乾燥が改善」(39歳)など。
<注目!こんな摂り方>
殻ごとだと有効成分が吸収されないので、「すりごま」や「練りごま」で摂るのがポイント。白ごまにはセサミンが多く、黒ごまには目にいいとされるアントシアニンなどの成分も豊富。効果を実感するには1日大さじ1~2杯を。すりごまをはちみつと混ぜてパンに塗っても。

☆6位【トマト】 141人が試して32人に効果

美肌効果で知られる抗酸化成分・リコピンに加え、中性脂肪を抑える13-oxo-ODAが発見され話題に。「くすみが取れる」(52歳)「しみが薄くなった」(59歳)「太りにくくなった」(33歳)「夏バテしなかった」(34歳)
<注目!こんな摂り方>
リコピンはトマトを焼くことで吸収率が上がるので、焼いたトマトを食前に食べる「焼きトマト」がおすすめ。また、より赤い物を選ぶとリコピンが多く摂れます。

☆7位【ナッツ】 138人が試して30人に効果

血流をよくする抗酸化成分・ビタミンEは美肌や冷え改善に。食物繊維も豊富な小腹満たし食の定番。「肌に透明感が」(42歳)「肌の調子がいい」(39歳)「肩こりが緩和された」(43歳)「冷えなくなった」(59歳)
<注目!こんな摂り方>
ナッツの中でも積極的に摂りたいのは、ビタミンEが豊富なアーモンドとα-リノレン酸が豊富なくるみ。カロリーが高めなので、1日の目安はおやつがわりにひとつかみまで。

☆8位【バナナ】 123人が試して43人に効果

ダイエットのブームは一段落。便秘、むくみ改善、免疫力アップに。「毎日決まった時間に便が出るようになった」(47歳)「肌が丈夫になり、花粉症の症状がやわらいでいる」(42歳)
<注目!こんな摂り方>
青いバナナには整腸作用が、熟した黒バナナには免疫力をアップする成分が豊富。また、レンジやフライパンなどで加熱する「焼きバナナ」も整腸効果を高めます。

☆9位【海藻】 121人が試して31人に効果

食物繊維、ビタミン・ミネラル、フコキサンチンにデトックス、美髪・美肌、脂肪燃焼などの効果が。「髪にこしが出たようだ」(39歳)「白髪が少ない」(40歳)「便秘に明らかな効果が」(46歳)「血糖値が下がった」(44歳)
<注目!こんな摂り方>
海藻パワーを手軽に実感するには、細く切った昆布を水につけて冷蔵庫でひと晩おいた「昆布水」を。起床後や入浴前後に飲んだり、ご飯を炊く時や汁物に使っても。

☆10位【酢】 117人が試して34人に効果

酢酸・クエン酸が疲労回復に効果。クエン酸には脂肪燃焼作用や、コレステロール値を下げる働きも。「疲れが翌朝残らない」(40歳)「夏に食欲が落ちなかった」(45歳)「コレステロールが低下」(57歳)「冷え性が緩和された」(51歳)
<注目!こんな摂り方>
加熱すると酸味が和らぐため、苦手な人は炒め物や煮物、汁物などに入れて。酢と糖分を一緒に摂ると疲労回復効果が高まるので、ハチミツなどを加えて飲んでも。

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※調査概要/このアンケートは2015年1月、株式会社インテージの協力により行い、全国47都道府県1000人の回答を得た。回答は30代300人、40代500人、50代200人の女性で、既婚者721人、未婚者202人、その他77人。職業は専業主婦384人、パート・アルバイト・フリーター228人、会社員(派遣社員含む)216人、自営業その他172人だった。

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“効く食品”の気になるウワサ【もっと知りたい!機能性表示食品】

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新しい表示制度の導入で、今、食品業界では様々な動きが!
すでに始まっていることから今後の予想まで、ホットなニュースをご紹介します。

地域の活性化にもなるか!? 自治体発信の“効く食品”

新表示導入に合わせ、自治体の動きも活発化。「自治体が企業や大学などと連携して、食品の機能性をテストする取り組みが全国で始まっています」(武田さん)。例えば愛知県蒲郡市では、カカオポリフェノールの健康効果を調べる大規模調査を実施。また、愛媛県は「食品の新機能性表示制度を活用する目的をもつ企業を支援する事業を始める」と発表し、参加する企業を募集しました。こうした動きは全国の自治体で見られ、今後、地域の活性化に役立ちそう。「埼玉県坂戸市では女子栄養大学と協力して長年、葉酸と認知症等との関わりを調査しています。こうした活動を活かすかたちで自治体発の“効く食品”が誕生する日も、そう遠くないかもしれません」(武田さん)。

低価格だけどちょっと不安…。アメリカのサプリ事情

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アメリカでは健康保険に入っていない人の割合が高く、医療費も高額なため、サプリを頻繁に摂る人が多いそう。「アメリカではサプリの価格競争が激しく、ドラッグストアでは300円程度から販売されています。しかしそれほど身近な存在であるにもかかわからず、法律は企業に有利にできていて、表示の根拠を審査する制度がありません。容器に書かれている表示が本当かどうかを一般の消費者が確認するのが難しいシステムなんです。ところが訴訟社会ゆえに、キャッチコピーの虚偽表示で訴訟は頻繁。日本ではアメリカのこうした事情も参考にして、今回の新表示制度を検討したそうです」(武田さん)。

異業種の参入や新たなCMで食品業界の活性化は必至

新しい表示制度の導入で、食品メーカー以外の企業が参入する可能性も。「健康食品・サプリメント市場は2兆円に迫る勢い。新制度の導入は大きなビジネスチャンスとなりますから、大手製薬会社はもちろん、化粧品会社や素材メーカーなども“効く食品”市場を狙って参戦してくるはずです」(小森さん)。また、通信販売やテレビショッピングで食品を販売するメーカーも、今までCMでNGだった『関節に!』などの言葉が使えるようになるため、かなり力を入れてきそう。“効く食品”市場が盛り上がることは必至のよう。

早い企業は昨年夏から準備。中小企業も年末から続々と

これまでトクホやサプリを販売してきた大手食品メーカーは、既に“効く食品”の開発に向けて動いている様子。「昨年の夏にはすでに、『新表示でも、トクホと同じくらい厳しい評価が必要だ』という情報がありました」(小森さん)。そこで、資金力のある大手企業の中には、トクホレベルの準備を開始するところも。「難関な審査をクリアする用意をしておけば、トクホにするか“効く食品”にするか、後で選ぶことができますから。昨年末からは、中小の食品メーカーも臨床試験を始めるところが増えています」(小森さん)。

【お話を伺った方】
武田猛(たけだ・たけし)さん
食品コンサルティング会社であるグローバルニュートリショングループ代表取締役。健康・機能性食品のエキスパートとして、国内外で多数のビジネスコンサルティングを行っている。

小森美加(こもり・よしか)さん
食品臨床試験受託会社であるケイ・エス・オー代表取締役。食品メーカー等から依頼を受け、トクホや一般食品などのヒト臨床試験を数多く行っている。日本臨床栄養協会評議員。

※本記事は、消費者庁による正式な機能性表示ガイドライン発表前の取材(2015年2月27日時点)に基づいて作成しています。正式なガイドラインとは一部異なる情報が含まれている可能性があります。

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“効く食品”注目ジャンル【もっと知りたい!機能性表示食品】

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新表示の導入でヒット商品が続々誕生!?

“効く食品”では、これまでできなかった具体的な体の部位や機能の表示ができるように。そこで、武田さんと小森さんに注目のジャンルや成分を聞きました。

「特に、『免疫』なんていう言葉が食品で表示できるようになるのは驚きです。今後、確かな効果が証明された商品が続々発売されるのが楽しみですね」(武田さん)

さらにこんな注目ポイントも!

「更年期や物忘れをどのように扱っていくのかが気になります。アメリカでは加齢にともなう自然現象、軽い不調は病気とは見なされないので、サプリメントで対応できる領域です。日本でもいずれ、更年期におすすめの“効く食品”が登場するかも」(武田さん)

成分についてはどうでしょう。

「もともと医薬品として使われていたコエンザイムQ10やオルニチン、シトルリン、L-カルニチンなどは、既に機能性についてのエビデンスがあるので商品化されやすいでしょう。それから、野菜に豊富なリコピンやアントシアニンなどの各種ポリフェノールも注目です。野菜の成分は安全性のエビデンスが充分にあります。機能性を明らかにすることができれば、きっと次々にヒット商品が生まれますよ」(小森さん)

<目>
・ルテイン
・アントシアニン
・リコピンetc.

<肌>
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・セラミドetc.

<骨・関節>
・グルコサミン
・コンドロイチン
・プロテオグリカンetc.

<肝臓>
・オルニチン
・タウリン
・クルクミンetc.

<脳・神経>
・DHA・EPA
・ホスファチジルセリン
・イチョウ葉エキスetc.

<心臓・血管>
・アスタキサンチン
・シトルリン
・ケルセチンetc.

<免疫>
・乳酸菌
・ラクトフェリン
・フコイダンetc.

<ストレス>
・GABA
・テオブロミン
・テアニンetc.

<疲労>
・L-カルニチン
・コエンザイムQ10
・イミダペプチドetc.

<睡眠>
・テアニン
・グリシン
・トリプトファンetc.

【お話を伺った方】
武田猛(たけだ・たけし)さん
食品コンサルティング会社であるグローバルニュートリショングループ代表取締役。健康・機能性食品のエキスパートとして、国内外で多数のビジネスコンサルティングを行っている。

小森美加(こもり・よしか)さん
食品臨床試験受託会社であるケイ・エス・オー代表取締役。食品メーカー等から依頼を受け、トクホや一般食品などのヒト臨床試験を数多く行っている。日本臨床栄養協会評議員。

※本記事は、消費者庁による正式な機能性表示ガイドライン発表前の取材(2015年2月27日時点)に基づいて作成しています。正式なガイドラインとは一部異なる情報が含まれている可能性があります。

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「食品表示」3種の見分け方【もっと知りたい!機能性表示食品】

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“効く食品”(機能性表示食品)制度の導入により、2015年4月から効能表示できる食品が「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3種類になります。

そのため、例えば同じヨーグルトでも、表示の観点から3つの種類に分かれることに。それぞれ認められている表示内容や表現の幅が異なるため、食品メーカー各社はアピールしたい「キャッチフレーズ」と、それに対応する「成分」を組み合わせ、どのジャンルが適切かを吟味したうえで発売してくるはず。私たち消費者もこのことを知っていると、食品をより賢く選べるように。

◆特定保健用食品(トクホ)とは?

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<ポイント>
・消費者庁の評価により特定の効能が認められ、その表示が許可された食品。
・国による食品の評価は非常に厳しく煩雑。
・膨大な時間と費用がかかる。

消費者庁の個別許可が必要。安全性や効果について様々な試験を行い、消費者庁の厳しい審査を受ける。「安全性の試験だけでも30~40人が3カ月程度にわたって通常量の食品を摂取。さらに4週間程度、通常量の3~5倍の量を1日で摂っても問題ないことを確認するなど、かなり厳しくチェックされます。そのうえ有効性の審査も別途必要。とにかく膨大な時間と費用がかかります」(小森さん)。こうして認可されたトクホの食品は、病気の予備軍である人もターゲットに。

◆栄養機能食品とは?

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<ポイント>
・不足しがちなビタミン・ミネラルなどの補給のために利用される食品。
・決められた条件を満たせば申請や届け出は不要。
・自由に製造・販売ができる。

この食品に含まれる成分は2015年3月現在、ビタミン12種類、ミネラル5種類と決まっています。表示できる文言も一字一句定まっていて、例えば「鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。」という機能表示の他に「本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。」などの注意喚起表示が義務づけられています。4月からは対象成分が拡大され、新たにn—3(オメガ3)系脂肪酸(DHAやEPAなど)、カリウム、ビタミンKの3種類が加わります。

◆機能性表示食品とは?

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<ポイント>
・メーカーの責任において含まれる機能性成分の効能を表示した食品。
・効能のエビデンスはメーカーが評価し、消費者庁に届け出る。

「関節に」「免疫に」といった部位や生理機能の表現が認められるので、効能がわかりやすい。さらに、加工食品やサプリだけでなく、野菜や魚介類などにも表示できるとされています。また、消費者庁とメーカーのホームページで、容器にある表示以外の情報を一般消費者にもわかるよう平易な言葉で開示することが求められているのも新しい。「ここまできちんと情報を公開するよう求めたり、生鮮食品まで効能表示ができるとするのは海外でも例がなく、非常に画期的です」(武田さん)

【お話を伺った方】
武田猛(たけだ・たけし)さん
食品コンサルティング会社であるグローバルニュートリショングループ代表取締役。健康・機能性食品のエキスパートとして、国内外で多数のビジネスコンサルティングを行っている。

小森美加(こもり・よしか)さん
食品臨床試験受託会社であるケイ・エス・オー代表取締役。食品メーカー等から依頼を受け、トクホや一般食品などのヒト臨床試験を数多く行っている。日本臨床栄養協会評議員。

※本記事は、消費者庁による正式な機能性表示ガイドライン発表前の取材(2015年2月27日時点)に基づいて作成しています。正式なガイドラインとは一部異なる情報が含まれている可能性があります。

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