年金加入中の人が亡くなったときに遺族が受け取れるお金 遺族年金

遺族年金とは?受給資格は?

 遺族年金とは、公的年金制度に加入していた本人が死亡した場合に、遺族に支払われる年金です。ここでいう遺族とは国民年金に加入している場合は、子供のいる妻や夫、子供、厚生年金共済年金の場合は、それに加えて父母、孫、祖父母、となります。
 遺族年金を受け取るためには下記の条件を満たしていなければなりません。
 
 ①亡くなる前々月までの、すべての年金加入期間のうち3分の2が納付or免除されていること
 ②亡くなる前々月までの1年間に未納期間がないこと

遺族年金の種類

 遺族年金には、加入していた年金制度に応じて3つの種類があります。
 国民年金に加入していた場合→遺族基礎年金→もらえる対象者①子供のいる妻や夫②子供
 厚生年金に加入していた場合→遺族基礎年金+遺族厚生年金→もらえる対象者①妻、夫、子供②父母③孫④祖父母
 共済年金に加入していた場合→遺族基礎年金+遺族共済年金→もらえる対象者①妻、夫、子供②父母③孫④祖父母
 国民年金のみに加入している場合は子供がいなければ配偶者も受け取ることができませんが、厚生年金や共済年金は子供がいなくても残された配偶者や親族が受け取ることができるのです。

遺族年金の年金額の目安

 遺族年金の年金額は年金の種類、加入月数、報酬によって異なります。
 ここでは厚生年金や共済年金に加入しているサラリーマンや公務員は25年間加入し平均標準報酬月額は35万円のケースをご紹介します。
 ※国民年金は加入月数に関わらず年金額は一律です。
 国民年金→妻と18歳未満の子供2人 年額1,217,600円 子供なし妻50歳の場合 年額0円
 厚生年金→妻と18歳未満の子供2人 年額1,802,800円 子供なし妻50歳の場合 年額1,164,900円
 共済年金→妻と18歳未満の子供2人 年額1,919,800円 子供なし妻50歳の場合 年額1,281,900円

遺族年金で生活費や教育資金は足りる?足りない?

 遺族年金の年金額は決して十分とは言えません。
 生活をするだけであれば遺された妻や夫がパートに出ればなんとか補うことがでいるかもしれませんが、子供を大学まで行かせる、となると不足します。
 子供1人が幼稚園から高校まですべて私立に行った場合に掛かる教育費の平均は総額で1700万円、大学が自宅外私立文系の場合は、4年間で960万円となります。
 遺族年金以外にも、生命保険に加入し遺された家族の生活の保障を得ることが大切です。
 ちなみに40代で子供が未独立の子供が2人いる場合、2000万円〜3000万円程度の死亡保障をつけている、という世帯が多くなっています。

※この記事は2015年3月時点での情報を元に執筆しています。

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