肩石灰沈着性腱炎<運動器系の病気(外傷を含む)>の症状の現れ方

 多くは、夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まります。痛みで睡眠が妨げられ、肩関節を動かすことができなくなります。
 発症後1〜4週に強い症状を呈する急性型、中等度の症状が1〜6カ月続く亜急性型、運動時痛などが6カ月以上続く慢性型などに分けられます。

肩石灰沈着性腱炎<運動器系の病気(外傷を含む)>の診断と治療の方法

 石灰成分は自然吸収されることが多いのですが、残ることもあります。急性例では激痛を早く取るために、腱板に針を刺して沈着した石灰を破り、ミルク状の石灰を吸引する方法が行われます。三角巾・アームスリングなどで安静を図り、消炎鎮痛薬の内服、水溶性副腎皮質ホルモンと局所麻酔薬の滑液包内注射なども行われます。
 ほとんどの場合、保存療法で軽快しますが、亜急性型、慢性型では、石灰沈着が石膏状に固くなり、時々強い痛みが再発することもあります。硬く膨(ふく)らんだ石灰が肩の運動時に周囲と接触し、炎症が消失せず痛みが続き、肩の運動に支障がある場合には、手術で摘出することもあります。