頭蓋内出血<子どもの病気>の症状の現れ方

 出血量が少ない場合は無症状のこともあります。出血量が多かったり、血腫によって脳が圧迫されたりすると、全身が蒼白になる、ぐったりして元気がない、呼吸が止まる、後ろに反り返る、泣き声が甲高い、ミルクを飲まない、吐く、目つきがおかしい、けいれんするなどの症状がみられます。
 また、とくに脳室内出血やくも膜下出血の場合、数日から数週間後に水頭症(すいとうしょう)を発症してくることがあります。その場合は、頭囲が標準を超えて大きくなる、ミルクを飲まない、吐く、呼吸が止まるなどの症状が徐々に現れてきます。

頭蓋内出血<子どもの病気>の診断と治療の方法

 どの場所の出血であっても、症状がなければ経過観察し、自然に吸収されるのを待ちます。症状を伴う場合、硬膜外出血、硬膜下出血と一部の脳実質内出血では血腫を取り除く手術が行われることがあります。脳室内出血、上衣下出血では手術は行わず、けいれんの治療、頭蓋内圧が上昇するのを防ぐ、呼吸循環の安定などの対症療法を行います。
 くも膜下出血も通常は予後がよいために、手術は行わずに対症療法を行います。出血後に水頭症が起こってきた場合は、シャント術などの脳外科的な治療が必要になることがあります。