脳腫瘍<子どもの病気>の症状の現れ方

 症状は、脳腫瘍の脳内での発生部位、脳腫瘍の種類、年齢などにより異なってきます。脳腫瘍が大きくなると意識障害、けいれん、性格変化、頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん)症状(頭痛、嘔吐、うっ血乳頭)、局所症状(片麻痺(かたまひ)、視野欠損、失語(しつご))がみられます。しかし、1歳半以下の乳幼児では頭蓋縫合(ずがいほうごう)が閉鎖していないため、頭蓋内圧亢進症状が縫合離開(りかい)や頭囲拡大により代償されて現れにくいこともあります。

脳腫瘍<子どもの病気>の診断と治療の方法

 治療は脳腫瘍の種類、脳内での発生部位、年齢によって異なります。(1)外科的手術、(2)放射線治療、(3)化学療法が行われますが、場合によってはそれぞれを組み合わせた集約的治療が行われます。

(1)外科的手術
 腫瘍全摘出術が望まれますが、腫瘍の存在部位によっては困難であることも少なくありません。また閉塞性水頭症(へいそくせいすいとうしょう)が合併していることもあり、症状軽減のために脳室シャント術も行われます。

(2)放射線治療
 脳腫瘍の種類によっては効果のある場合があり、他の治療と組み合わせて行われます。副反応として、放射線によって脳腫瘍以外の正常神経細胞の障害を来すこともあります。

(3)化学療法
 いくつかの化学療法薬を組み合わせて行われます。