自閉症(自閉性障害)<子どもの病気>の症状の現れ方

 症状の特徴には、大きく分けて次の3つがあります。(1)社会的な交流に乏しい、(2)他人とうまくコミュニケーションができない、(3)興味の範囲が限られ、同じ行動を繰り返す。
 具体的には次のような症状を現します。視線を合わせない、抱かれることを嫌がる、ほかの子どもと遊ばない、耳が聞こえないかのように振る舞う、言葉の発達が遅い、言葉を使って話しかけようとしない、聞いた言葉をそのまま繰り返す(おうむ返し)、手をひらひらさせたり体を揺らしたりする動作を繰り返す、奇妙な遊び方をする、光るものや動くものなど特定のものにこだわる、騒音を嫌がる、日常生活の決まりがあり変化を嫌がる。
 自閉症の子どもは、相手の顔の表情や感情を読み取ることが困難です。話し方や口調のニュアンスも伝わりません。集団で動くことは苦手でひとり遊びを好みます。学習に抵抗を示す一方、数学や音楽、芸術、記憶に非凡な才能をみせます。

自閉症(自閉性障害)<子どもの病気>の診断と治療の方法

 自閉症の子どもの基本的な行動の特徴と苦手なところを理解し、年齢や発達水準に合わせた教育、訓練、指導が必要です。刺激の少ない、落ち着いた治療環境で、個別指導と集団指導を組み合わせて生活体験を広げていくようにします。
 年齢が低い間は運動や社会性、言語の訓練、指導を行い、日常生活で自立でき、社会生活に適応できることを目指します。年長になるにつれ、心理面への対応を組み入れていきます。
 パニックと呼ばれる興奮状態に対して、薬物療法を行うこともあります。