自慰とはどんな病気か

 乳幼児が陰部を触ったり、何かに押しつけたり、あるいは足を閉じて力を入れるような行動で、自らの陰部に刺激を与える行為です。成人の自慰と異なり、性的な意味はありません。

原因は何か

 乳児は、自分の体のいろいろなところを触って、自分の体のつくりと動きを確認します。指しゃぶりや足先なめ、手をじっと見るハンドリガードは、そうした探索行動と考えられます。乳幼児の手の届くところにちょうどあるのが陰部であるために、性器いじりもそうした探索行動と考えられます。そうした性器いじりをしている時に、独特の感覚が生じ、それを繰り返して行うのだと考えられます。

症状の現れ方

 繰り返し陰部や性器を触ったり握ったりする行動のほか、着衣の上から陰部を家具などに押しつけたり、足を硬く閉じて力を入れ性器や陰部を圧迫したりします。同時に全身に力を入れ、顔を赤くしたりします。

治療の方法

 伝統的に自慰は悪い行いであると考えられていることもあり、乳幼児の自慰行為に性的な意味を与えがちですが、前述のように性的な意味はありません。叱ったりせず、何かほかのことに興味を移すよう誘導することがすすめられています。しかし、そうしなければ乳幼児の性的発達に悪影響が出るわけではありません。