細気管支炎<子どもの病気>の症状の現れ方

 初期は鼻汁、くしゃみなどの上気道炎症状を示します。発熱も認めますが、無熱のこともあります。続いて多呼吸、頻脈(ひんみゃく)、激しい咳(せき)込みを伴う呼吸困難が起こってきます。
 乳児では、咳や呼吸困難が出現した後、最初の48〜72時間で急速に呼吸困難が進行することがあります。呼吸困難の進行により、口のまわりのチアノーゼ(皮膚が紫色になる)や、肋骨下や肋間、胸骨上部で呼吸時に陥没する陥没呼吸(かんぼつこきゅう)が認められたり、呼気性喘鳴が聞かれるようになります。
 年少乳児では、呼気性喘鳴などの症状を認めず、無呼吸が初発症状の場合もあります。
 重症例では、多呼吸、不穏、意識障害、無呼吸発作などが認められます。通常は、数日で急速に改善しますが、呼吸管理を要する場合もあります。

細気管支炎<子どもの病気>の診断と治療の方法

 呼吸困難や脱水がある場合には入院加療が必要になります。細気管支炎はウイルス感染症であり、細菌による二次感染を起こすことが少ないことから、抗生剤は必要ありません。基本的には全身状態の管理を中心とした対症療法を行うことになります。
 治療としては、気管支拡張薬の吸入や、低酸素血症を示している場合には加湿および酸素投与がなされます。ステロイド薬の効果については定まっていません。吸入療法については、エピネフリンがβ(ベータ)刺激薬より有効と思われるという報告もあります。低酸素血症や二酸化炭素貯留が進行している場合には、人工呼吸器管理が行われます。