心房中隔欠損<子どもの病気>の症状の現れ方

 小児期にはほとんどは自覚症状を認めず、多くは健診で心雑音や心電図の異常を指摘され、初めて診断されます。まれに、繰り返す呼吸器感染症や体重増加不良をきっかけに診断されることもあります。成人以降は多呼吸、汗が多い、息切れといった心不全症状や不整脈が認められることが多くなります。このため、成人してから診断されることもまれではありません。

心房中隔欠損<子どもの病気>の診断と治療の方法

 症状がなく、自然閉鎖を期待できる時期には、心臓超音波検査を繰り返し行い、経過を観察します。2〜3歳で自然閉鎖が認められない場合は、治療を考慮します。ただし、欠損孔が大きく、症状のある場合には早期に手術となります。
 治療には、手術とカテーテル治療(2006年4月保険認可)の2つがあります。カテーテル治療は手術に比べ心臓を止めずに治療が可能な分、体への負担が軽くすみますが、すべての方に可能な治療法ではありません。また基準を満たす施設でのみ行われています。このため、どちらの治療を選択するかはケースバイケースです。主治医とよく相談してください。