肝腫瘍<子どもの病気>の症状の現れ方

 肝芽腫は乳幼児に多いことから、症状を訴えることはまれで、腹部腫瘤(しゅりゅう)で気づく場合が少なくありません。腫瘤は、肝臓に一致した部位に表面凹凸の硬いしこりとして触れます。
 進行すると発育不全や栄養障害、体重増加不良などを認めます。哺乳力の低下、不機嫌、発熱などの症状が続く場合は注意します。転移病巣における四肢の痛み、リンパ節の腫脹(しゅちょう)、貧血などの症状が出現することもあります。

肝腫瘍<子どもの病気>の診断と治療の方法

 原発性悪性肝腫瘍は、可能なかぎり手術で切除し、その後、抗がん薬を用いた化学療法を行います。切除不能な場合は、まず化学療法を行って腫瘍を小さくしたあと、手術を行う場合もあります。肝芽腫の大多数は、化学療法に対する感受性があるので、適切な化学療法を行って再発を予防していくことが大切です。