ウイルス性肝炎<子どもの病気>の症状の現れ方

 発熱、黄疸(おうだん)、易(い)疲労感(疲れやすい)、食欲不振などの症状が続く場合もありますが、一般的に小児では無症状が多くなります。
 急性B型肝炎は、皮疹(ひしん)(発疹(ほっしん))を伴う場合もあります(ジアノッティ病)。EBウイルス感染(伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう))でも、皮疹(発疹)が現れたり首や頭部などのリンパ節がはれることがあります。先天性サイトメガロウイルス感染症では、小頭症(しょうとうしょう)や脳室(のうしつ)周囲の石灰化、網膜炎(もうまくえん)などが起こることがあります。
 出生後の感染では、血液検査で軽度の肝機能障害を認めますが、無症状のことがほとんどです。

ウイルス性肝炎<子どもの病気>の診断と治療の方法

 ウイルス性肝炎は、小児では無症状で経過することが多く、自然に治っていることもしばしばあります。肝細胞由来酵素が増加している場合は、グリチロンなどの肝細胞庇護薬(ひごやく)などが処方されます。症状が強い場合は、肝臓の炎症を抑える目的でステロイド薬を用いることもあります。
 B型やC型肝炎では、インターフェロンによる治療も行われます。成人に比べて、発熱などの副作用の出現率は低いと考えられています。