難治性下痢症<子どもの病気>の症状の現れ方

 消化酵素の先天的な欠損症や、先天性微絨毛萎縮症では、生後数日以内に下痢が現れます。とくに後者では、尿と区別がつかないほどの水様性の下痢になります。食物過敏性腸症では、アレルギー反応の原因となるタマゴやミルクなどの食物を摂取すると下痢が現れます。また、湿疹や喘鳴(ぜんめい)(呼吸時に出るゼーゼー、ヒューヒューなどの音)が現れる場合もあります。
 難治性下痢症の最も重要な症状は、体重増加不良、栄養障害、成長障害などです。吸収障害が続くと低栄養になり、免疫力が低下して重い感染症が起ったり、ビタミン・微量元素などの欠乏による貧血や皮膚炎などの症状が出現します。

難治性下痢症<子どもの病気>の診断と治療の方法

 根本的な治療は病気により異なりますが、栄養状態が悪い子どもが多く、脱水症の治療を行ったあと、栄養療法を行います。栄養療法としては、あらかじめ消化された状態の蛋白質やアミノ酸で構成されている栄養剤を用います。ただし、いろいろな理由で腸から栄養が与えられない状態の場合は、静脈から全栄養を与えます。