鵞口瘡とはどんな病気か

 カンジダアルビカンスというカビによる口腔内の感染により、口のなかに白い斑点のような塊(白苔(はくたい))が付着する乳児期の病気です。

原因は何か

 カンジダアルビカンスが乳児の口に入り、感染します。
 新生時期は産道からの感染で、乳児期には、哺乳時にカンジダの付着した手指や乳頭、哺乳びんから感染します。
 幼児期以降ではほとんど起こりません。

症状の現れ方

 口腔粘膜、舌、口蓋に白い斑点のようなミルクかすに似た塊が付着します。ミルクかすの場合はこするとすぐに取れますが、鵞口瘡の場合はこすってもなかなか取れず、無理に取ると出血します。ほとんどが無症状ですが、たまに痛みのために哺乳量が減ることがあります。
 口腔内のカンジダを飲み込み、便中に出ることで、カンジダによるおむつかぶれを合併することもあります。

検査と診断

 視診と、こすっても取れにくいということで診断します。採取した白斑に水酸化カリをたらし、顕微鏡でカンジダを観察することで確認します。

治療の方法

 軽症で無症状のことが多いため、治療せずに経過観察します。
 範囲が広かったりびらんによる痛みのため哺乳に影響する場合は、ファンギゾンシロップを1日3〜4回塗ります。通常、数日で治りますが、繰り返す場合もあります。
 鵞口瘡になったら、手指や乳頭の清潔や、哺乳びんの消毒に注意が必要です。

鵞口瘡に気づいたらどうする

 口のなかに取れにくいミルクかすのようなものがあったら、医療機関を受診してください。