包茎<子どもの病気>の症状の現れ方

 通常、症状はありませんが、以下のような症状がみられることがあります。

(1)包皮口が狭いために排尿が難しい
 尿が包皮内にたまり、風船状にふくらんで、おしっこが出にくいため、膀胱や腎臓を傷めてしまうおそれがあります。おしっこが勢いよく線を描き、腹圧を加えずにスムーズに出ているかどうか注意し、スムーズに出せていないようなら医師に相談します。

(2)亀頭包皮炎(きとうほうひえん)を繰り返す
 図23のように包皮と亀頭の間にたまった恥垢(ちこう)に細菌が増殖して起こります。おちんちんの先が赤くはれて、うみが出たり、おしっこの時に痛がります。年に数回以上繰り返す時は手術の必要が考えられるので、医師に相談します。包皮口が極端に狭くなく、年に2〜3回程度なら、ただちに手術はせず、抗生剤の外用と内服で処置し経過をみます。恥垢が包皮の下に白い塊として見える場合がありますが、何も症状がない時は様子をみるだけでかまいません。

(3)嵌頓(かんとん)包茎
 普段はむけにくい包皮がたまたま何かの拍子にむけて、狭い包皮輪によって亀頭の頸部(けいぶ)が強く締めつけられ、もとの状態にもどらなくなってしまい、亀頭はむくみ、痛みを伴う状態をいいます。亀頭を包皮のなかに手でもどすことを試み、うまくいかない時は、ただちに小児科医または泌尿器科医の診察を受けてください。救急的に手術が必要になることがあります。

包茎<子どもの病気>の診断と治療の方法

 包茎以外の症状がない時は、放っておいても問題ないため思春期まで経過をみます。前述のような症状がある場合や、思春期を過ぎた真性包茎では、手術を行います。