陰門腟炎とはどんな病気か

 女児の外陰部から腟にかけて細菌が侵入し、炎症を起こす病気です。外陰腟炎(がいいんちつえん)ともいいます。

原因は何か

 子どもの外陰部や腟の皮膚はとても薄く、細菌などの侵入を受けやすいうえ、成人女性で腟内を酸性に保ち感染を防いでいる外陰部の常在菌もいないため、女児に起こりやすいと考えられます。ブドウ球菌や溶連菌(ようれんきん)などが原因菌になります。

症状の現れ方

 女の子のおむつやパンツに黄色や薄緑色のおりものが付いていることがあります。年齢によっては外陰部のかゆみや痛みを訴えることもあります。時には、尿道のほうにも細菌が入って膀胱炎を起こすこともあります。

検査と診断

 腟の粘膜をぬぐって菌の培養を行い、原因になった病原体を検査します。

治療の方法

 抗生剤の外用剤が処方されます。場合によっては抗生剤の内服薬も処方されます。
 家庭で以下のように治療します。 (1)洗う:お湯でよく洗うようにします。石鹸はあまり使ってはいけません。 (2)塗る:おりもの、汚れをよく落として、処方された抗生剤の外用剤を塗ります。 (3)のむ:抗生剤の内服薬を処方されたら、医師の指示どおりに服用します。

陰門腟炎に気づいたらどうする

 おむつやパンツにおりものが付着するだけでなく、かなり臭いのですぐに気づきます。気づいたら小児科を受診してすぐに治療をします。数カ月間で2〜3回繰り返す子どももいます。何度も繰り返す場合には、小陰唇癒着症(しょういんしんゆちゃくしょう)や処女膜閉鎖症(しょじょまくへいさしょう)が原因になっていることがあります。

関連項目

 処女膜閉鎖症細菌性尿路感染症