ケーラー病<子どもの病気>の症状の現れ方


(1)発病の経緯
 明らかな外傷歴がないことが多いですが、繰り返し負荷がかかったことを示唆する経緯が認められることもあります。急性発症はまれで、慢性に経過することが多い傾向にあります。

(2)年齢・性別・左右差
 幼児・小児期にみられ、とくに4〜7歳に多い病気です。男性は女性より4〜6倍ほど多く、両側例が約3分の1にみられますが、症状には左右差があることも多いです。

(3)症状
 足背内側(そくはいないそく)、足舟状骨に一致する疼痛・圧痛があり、歩き方がおかしい、歩きたがらないといった症状を示します。腫脹(しゅちょう)は反応性の滑膜炎によってしばしば認められますが、熱感はない場合のほうが多い傾向にあります。関節の動きに制限はありませんが、足首の内返しによって疼痛を訴えることもあります。

ケーラー病<子どもの病気>の診断と治療の方法

 強い症状は比較的短期間に消えますが、症状が継続する期間は保存的治療を行います。完全に治癒するまでに長期間かかりますが、一般に予後は良好で、後遺症を残しません。

(1)軽度の場合
 足舟状骨への負荷を軽減する目的で靴敷きを使用します。室内では自由に歩行してさしつかえありません。

(2)重度の場合
 歩行用ギプスで3〜6週間安静を保ちます。とくに疼痛が強ければ歩行を禁止します。そのあとは軽度の場合と同様の靴敷きを用います。激しい運動は禁止です。