骨腫瘍<子どもの病気>の症状の現れ方

 骨肉腫は悪性の骨腫瘍のなかで一番多く、10代にそのほとんどが発生します。発生する部位は膝関節(しつかんせつ)の周囲と腕の付け根に多く、その部位に痛みとはれがみられるようになります。その痛みとはれは放っておいても良くならず、だんだんひどくなっていきます。痛む部位を手で触ると熱をもっていて、そこを押さえると痛がります。

骨腫瘍<子どもの病気>の診断と治療の方法

 治療は通常、先ほど述べた抗がん薬による治療を行って骨肉腫を小さくしたあとに、手術によってそれを取り除き、術後にも抗がん薬を注射するという方法が用いられます。現在では脚や腕を切断することは少なくなりましたが、進行した例ではやむをえない場合もあります。
 手術のあとにも抗がん薬を注射する理由は、血管のなかに入り込んだ可能性のある骨肉腫の細胞を殺すためです。これらの細胞が残っていると肺などに転移を起こすことになります。抗がん薬は吐いたり毛が抜けるなどの副作用がありますが、医療の進歩によって60〜70%は治る病気になってきました。いずれにしても整形外科腫瘍専門医による治療が必要な病気です。