血管性紫斑病<子どもの病気>の症状の現れ方


(1)皮膚症状
 下肢伸側に好発する紫斑がほぼ必発です。しかし関節症状や腹部症状が先行する場合もあり、本症が疑われた際には注意深く観察する必要があります。

(2)関節症状
 膝(ひざ)や足の関節に好発する関節痛が約60%程度でみられます。

(3)腹部症状
 腹痛や嘔吐、血便などが約60%にみられます。激しい腹痛を訴えることも少なくなく、急性虫垂炎(ちゅうすいえん)などの外科的疾患との区別が重要です。

(4)腎症状
 紫斑、関節症状、腹部症状は一般的には数週の経過で改善しますが、腎障害を合併した場合には長期の経過観察が必要になります。腎障害はほとんどが発症後3カ月以内に発生し、軽度の血尿・蛋白尿から急性腎炎やネフローゼ症候群を来す場合もあります。

血管性紫斑病<子どもの病気>の診断と治療の方法

 安静や止血薬の投与などの対症療法が行われます。腹痛の強い場合には絶食と補液、ステロイド薬の投与が行われることもあります。凝固第XIII因子が低下し腹痛や関節症状が強い時には、第XIII因子製剤の投与も試みられています。紫斑病性腎炎を合併した時には腎専門医による管理が必要です。