ダウン症候群<子どもの病気>の症状の現れ方

 つり上がった眼、幅広く扁平な鼻、内眼角贅皮(ないがんかくぜいひ)(目頭をおおうひだ状の皮膚)などからなる特有の顔をしています。指が短いなどの小奇形を伴います。乳児期には体の筋肉が軟らかく、体重の増えもよくないことがあります。
 半数に心臓の異常がみられ、その他、腸の奇形や白血病(はっけつびょう)などがみられることがあります。知能や運動の発達は遅れ、通常の子どもの2倍くらいの時間がかかります。年長児でも知能指数は30〜50くらいです。ただし、成人では就業している人も少なくありません。

ダウン症候群<子どもの病気>の診断と治療の方法

 根本的な治療法はなく、症状に応じて治療を行います。合併症の早期発見や健康管理のため、定期的な健診が大切です。平均寿命は約50歳といわれています。
 重い合併症のないダウン症候群の子は元来健康な子どもなので、訓練・教育的な対応が重要です。最近は早期からの集団保育・教育が望ましいといわれています。家族の会などから情報を得ることも役立ちます。
 遺伝カウンセリングも重要です。とくに転座型の場合は、次の子どもの再発率を知るためには両親の染色体検査が必須です。