突発性発疹症とはどんな病気か

  • 乳児期後半に多発する急性ウイルス性疾患で、3〜4日間の発熱のあと、解熱とともに麻疹(ましん)や風疹(ふうしん)のような発疹が現れる病気です。

突発性発疹症の原因は何か

  • ヒトヘルペスウイルス6(HHV6)という水痘(すいとう)と同じグループのウイルスが原因です。
  • 季節的流行はなく、生後6カ月から1歳までに発症のピークがみられます。
  • 感染経路はHHV6抗体陽性の成人(おそらく母親と父親)の唾液中のウイルスによる水平感染が考えられています。
  • 潜伏期は約10日です。

突発性発疹症の症状の現れ方

図48 突発性発疹症の臨床経過
  • 図48に臨床経過を示します。
  • 突然、39・0℃以上の高熱が出て3〜4日前後持続し、解熱とともに発疹(麻疹様、風疹様)が顔面、胴体を中心に現れます。
  • 発疹は四肢末梢に広がり、1〜2日で消えます。
  • 熱のある時期には下痢、咳(せき)、眼瞼(がんけん)(まぶた)が浮腫(ふしゅ)状(むくんだよう)になることなどもあります。
  • 高い熱のわりに、患児の機嫌はそれほど悪くならないことも特徴です。
  • 発熱期に大泉門膨隆(だいせんもんぼうりゅう)やけいれんを生じることもあります。

突発性発疹症の検査と診断

  • 診断に検査を必要とすることはありません。
  • 好発月齢(生後6カ月前後)、高熱のわりに機嫌のよいこと、発熱と発疹の関係、浮腫状の眼瞼などが診断の手がかりになります。

突発性発疹症の治療方法

  • HHV6の特効薬はなく、対症療法だけになります。

突発性発疹症に気づいたらどうする

  • 生後初めての高熱のため、母親の驚き、心配は大きいようですが、予後の悪い病気ではないので、それほど心配はありません。
  • 水分補給は大切です。