ジフテリアとはどんな病気か

 ジフテリア菌によって、主に鼻やのどが侵される病気です。三種混合ワクチンの普及によりほとんどみられなくなりました。しかし、心筋炎を合併すると死に至ることもあります。

ジフテリアの原因は何か

 ジフテリア菌の感染によります。

ジフテリアの症状の現れ方

 潜伏期間は2〜5日で、感染者の痰やつばから感染します。鼻に感染すると鼻みずなどのかぜ症状が起きます(鼻ジフテリア)。のどに感染すると発熱やのどの痛みを来すようになります(扁桃(へんとう)・咽頭(いんとう)ジフテリア)。さらに喉頭(空気の通り道の入り口)に感染すると声がかれたり、犬が吠えるような咳(せき)を起こすようになります(喉頭ジフテリア)。
 合併症としては、ジフテリア菌がつくる毒素により起こる心筋炎に注意します。

ジフテリアの検査と診断

 ジフテリア菌を培養する検査で診断が確定します。しかし、心筋炎を防ぐためにも早期の治療が必要なので、たいていは症状からジフテリアを推定し、すぐに治療を開始します。

ジフテリアの治療方法

 毒素に対して効果のある血清を注射します。また、ジフテリア菌に効果のある抗生剤で治療します。
 しかし、予防にまさる治療はありません。現在行われている三種混合ワクチンや二種混合ワクチンは予防効果が優れているので、必ず受けてください。

ジフテリアに気づいたらどうする

 声がかれ、ケンケンという犬が吠えるような咳をした時はすぐに医療機関を受診してください。その時、三種混合ワクチンや二種混合ワクチンの接種歴も確認しておいてください。

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染(くしゃみなど)で起こります。 日本は世界に先駆け、1981年以降に副反応の少ない精製ワクチンを使ってきました。患者さんの数は着実に減少し、数年に1名にまでになっています。症状は主に鼻やのどが侵される病気で、心筋炎を合併すると死に至ることもあります。