クラミジア肺炎とはどんな病気か

 クラミジアという細菌による肺炎で、トラコーマ・クラミジアによる肺炎と、肺炎クラミジアによる肺炎の2つがあります。オウム病と呼ばれる、オウムなどからの感染により肺炎を起こす病気もクラミジア(オウム病クラミジア)による肺炎ですが、ここでは割愛します。

原因は何か

 クラミジアという細菌の感染によります。

症状の現れ方


(1)トラコーマ・クラミジアによる肺炎

 赤ちゃんが、分娩時に産道を通る時に、すでにこの菌に感染している母親から感染します。したがって、ほとんどの例が生後3カ月以内の発症です。
 多くは熱は出ず、呼吸障害が主な症状です。
 合併症として、結膜炎(けつまくえん)があります(結膜炎が先のことが多い)。
(2)肺炎クラミジアによる肺炎
 感染した人の痰やつばから感染します。潜伏期間は約2〜4週間です。高熱を出すことは少なく、咳(せき)が長く続くことが特徴です。自然に治ることもあるため、知らないうちに感染していることも多いのですが、2回以上感染することもあります。また、動脈硬化との関連を指摘する専門家もいます。

検査と診断

 いずれの肺炎も、前記の症状や年齢、そして胸部X線検査により診断します。その他、血液検査で抗体を調べる方法などがあります。

治療の方法

 いずれの肺炎も、クラミジアに効果のあるマクロライド系の抗生剤を、10日〜2週間内服します。

クラミジア肺炎に気づいたらどうする

 家庭でこれらの病気を疑うのは困難ですが、高熱はないのに咳が長い間続く時は、この病気にかかっている可能性があります。医療機関に相談してください。