細菌性赤痢<子どもの病気>の症状の現れ方

 典型的な赤痢では、1〜3日の潜伏期のあと、全身の倦怠感(けんたいかん)、悪寒(おかん)を伴う高熱、水様便が現れます。1〜2日間発熱があり、腹痛、しぶり腹、膿粘血便がみられます。日本で多いゾンネ菌によるものは重症例が少なく、軽い下痢と軽度の発熱で経過することが多く、菌をもっていても症状のない無症状病原体保有者もいます。ただし、小児と高齢者では重症化しやすいため、注意が必要です。

細菌性赤痢<子どもの病気>の診断と治療の方法

 抗菌薬(成人にはニューキノロン系、小児にはホスホマイシン)を5日間内服します。生菌整腸薬を併用し、脱水があれば補液(点滴、経口輸液)を行います。強力な下痢止めは使いません。
 治療後に再度検査が必要で、治療終了後48時間以降24時間以上の間隔で2回糞便培養を行い、2回連続陰性であれば、病原体を保有しないとみなされます。最近は、分離される赤痢菌の多くがアンピシリン、テトラサイクリン、ST合剤に耐性があるとされています。
 症状があり、蔓延(まんえん)防止のため必要と認められる場合には、保健所により、入院の勧告あるいは措置が行われ、指定医療機関における入院治療が行われます。無症状の場合には外来治療も可能です。