甲状腺機能亢進症(バセドウ病)<子どもの病気>の症状の現れ方

 甲状腺機能亢進症の症状は、多汗、頻脈(ひんみゃく)、心悸亢進(しんきこうしん)、体重の減少、易(い)疲労性(疲れやすい)、手指振戦(しんせん)(震え)、集中できない、落ち着かないなどの精神神経症状です。学業成績が低下する例もあります。初期には甲状腺の腫大がないこともあり、小児では眼球突出は成人に比べて低頻度です。
 また、バセドウ病をもつ女性が妊娠した場合、妊娠後期に母体の甲状腺機能が低下すると、出産後の子が甲状腺機能低下症に陥ることがあります。また、母体のTRAbが50%以上の高値の場合、新生児に一過性に甲状腺機能亢進症(新生児バセドウ病)が発症します。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)<子どもの病気>の診断と治療の方法

 小児では内服薬が第一選択です。抗甲状腺ホルモン剤のチアマゾール(メルカゾール)の内服を長期的(2〜3年以上)に行います。発疹、発熱、肝障害、顆粒球(かりゅうきゅう)の減少などの副作用に注意する必要があります。症例によってはプロピルチオウラシル(プロパジール)内服、ルゴール液内服、手術、放射性ヨード治療なども行われます。
 花粉症のある例では、春先に花粉症の悪化とともに再発しやすいという報告があります。